交流会に「参加する」だけではなく、「主催する」ことでこそ、人と人、人と知識をつなぐ場を意図的に設計できるようになります。そして、参加者のうちの1人でなく、主催者となることで、参加する人々すべてとも繋がれるようになります。
勉強会やワークショップ、ディスカッションなど、共に学び合う場には、人と人が自然に交わる力がある。私はそう信じて、場づくりに取り組んできました。
「主催すること」が信頼と成長を引き寄せる
今年の春からは、リアルな学びの場として「岐阜市活性化研究所」も立ち上げました。月に1回、専門家をゲストに迎え多様なテーマで議論しています。第一回は岐阜市長・柴橋正直さんに、第二回は公共交通の専門家で、岐阜大学準教授の中村先生にお越しをいただきました。今後も障害者福祉や、タータップ支援、高齢福祉や、教育、医療など様々な専門家たちをゲストに招いた勉強会を月に1回行っていきます。この取り組みもSNSでの発信などを通じて、様々な岐阜市を良くしたいと言う人々がお越しをいただき、つながりネットワークを作ることにもつながっています。
また、全国の地域づくりに関心を持つ人たちと学び合う「地方創生オンラインサロン」も1年半前にスタートしました。
私が学びたいテーマを軸に、毎月ゲストをお招きしてオンラインで対話する場を設けています。北海道から沖縄、さらには海外在住の方まで、多様なネットワークが広がっています。
私が岡崎市で主宰している「おもろい会」は、地元の中小企業経営者、起業家、行政関係者、クリエイターなどが集う場です。3カ月に1〜2回のペースで開催し、参加者が自分のビジネスや挑戦を語り、皆で意見を出し合います。
業種や立場を超えて語り合う中で、単なる「情報交換」を超えた、柔らかくて強いつながりが育まれてきました。これまでに150名以上の方とつながり、実際にここから行政との協働や異業種連携のプロジェクトも生まれています。



