市場心理の改善を挙げるスタートアップも
また、Web3教育に特化したスタートアップEasyAの共同創業者兼COOのドム・クウォックも、「トランプ大統領がイスラエルとイランの停戦を示唆したことで市場の不安が和らぎ、ビットコインのリバウンドが起こっている」とEメールで寄せたコメントで指摘した。
「ビットコインは、中東での緊張の高まりを受けて急落し、一時的に10万ドル(約1440万円)を下回った。しかし今では、その緊張が和らぎエネルギー価格も安定したことで、市場は自信を取り戻しつつある」と彼は続けた。
「トランプ大統領の和平宣言は、米国が地域紛争に巻き込まれないよう望んでいることを示している。特にイスラエルとイランが歩み寄りを見せた場合には、より広範な安定が実現する可能性を高めている。不確実性の解消が、投資家をビットコイン市場に引き戻している」とクウォックは付け加えた。
短期的な変動と長期トレンド
彼はまた、市場関係者がより大局的な視点を持つことが重要だと主張し、「最も重要なのは、長期的なトレンドだ」と語った。「ビットコインが急落前に10万ドル(約1440万円)以上で推移していたこと自体がすでに強気のシグナルだった。今回の反発で、その回復力が示された」とクウォックは指摘した。「長期の保有者にとって、このような急落はチャート上の一時的な揺らぎに過ぎないことが多い。一時的な価格の変動に目を向けるのではなく、大局を見ることが重要だ」と彼は主張した。


