モビリティ

2025.06.26 09:30

ロボタクシー競争激化、週あたり乗車件数30万超のウェイモと課題抱えるテスラ

カリフォルニア州サンフランシスコの路上を走行するウェイモのロボタクシー(John M. Chase / Shutterstock.com)

ウェイモの乗車件数は、週あたり30万件以上に到達か

一方ウェイモは、今回のアトランタを含めてロサンゼルス、オースティン、フェニックス、サンフランシスコの計5都市圏で、人間の技術者を乗せずに運行している。同社は、来年にはマイアミと首都ワシントンに進出予定で、サンディエゴ、ナッシュビル、ニューヨーク、ラスベガス、東京などの複数の都市でテストを実施中だ。

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ウェイモは、オースティンでのサービス開始前の4月に、「週あたりの有料乗車が25万件を超えた」と発表していた。そのため、オースティンとアトランタへの進出、ロサンゼルス、サンフランシスコのベイエリアにおけるサービスの拡大を踏まえると、現在の乗車件数は週あたり30万件以上に達した可能性が高い。ウェイモは収益を開示していないが、フォーブスは昨年の収益が1億ドル(約145億円)に達したと推定している。

ウェイモの主要な競合としては、テスラ以外にもアマゾン傘下のZoox(ズークス)が挙げられる。Zooxは、ステアリング、ペダル、ミラーがない小型バン形状という独自設計のロボタクシーを用いて、有料乗車サービスの立ち上げを今年後半にラスベガスで予定している。

ウーバーのアプリでロボタクシーを呼び出せる

ウェイモによると、アトランタで同社サービスを利用したい顧客は、ウーバーのアプリで「自動運転の乗車」オプションを選ぶことで、ロボタクシーを呼び出せる。

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forbes.com 原文

編集=上田裕資

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