タイムボクシングとは
タイムボクシングとは、1日を一定の長さの時間枠に分割し、それぞれに特定のタスクを割り当てる時間管理術だ。この方法なら、1日の流れを事前に計画することができる。
タイムボクシングの一例を挙げよう。
・午前8:00～午前8:45：記事を執筆する（集中する時間）
・午前8:45～午前9:00：タスクの合間の休憩時間
・午前9:00～午前9:45：クライアントのコーチング（優先度の高い仕事）
・午前10:00～午前10:45：クライアントのコーチング（優先度の高い仕事）
・午前11:00～午前11:45：チームとのミーティング
・正午～午後1:00：エクササイズと昼食（休憩と充電）
タイムボクシングとはつまり、真に不可欠だと思える仕事をするために、自分自身とアポを取るようなものだ。私にとってこれは、To-Doリストをライブで持つようなものだ。私は45分の時間枠を設定し、その合間に余裕をもたせて休憩をとるかたちを好んでいる。
タイムボクシングを取り入れるべき理由
特定のタスクのために時間枠を設定すると、次のことが可能になる。
・仕事のやりすぎを防止できる
・自分の優先事項と境界線を、周囲の人にはっきりと伝えられる
・作業時間を見積もり、必要に応じて調整できる
・事前に計画を立てておくと、気が散ることが減り、考えすぎて決断できなくなることが減る
・To-doリストの各タスクに時間を割り当てると、その時間内に完了させられる。そうしなければ、「パーキンソンの法則」でもいわれているように、時間があればあるだけ使ってしまう
・タイムボクシングは、1日を計画できるだけでなく、振り返るきっかけとしても役立つ。1日の終わりに、スケジュールについて評価したり、自分の生産性パターンを把握したり、その日にやり遂げた作業について自分をほめたりできる
・食事や運動、休憩の時間をスケジュールに組み込めば、会議の前後にリフレッシュしたり、家族のために過ごしたりするための時間を確保できる。例えば、介護や育児をする人（67％）の方が、そうではない人（33％）よりも、そうした時間をスケジュールに組み込む傾向が強い
