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2025.06.25 11:15

会議でダメ出しされる人、ダメ出しされない人は何が違うのか?

Getty Images

乗っかり続ければ大人気商品のアイデアにたどり着く

視点を広げるには、自分の思いつきだけで話すのではなく、すでに店頭に並んでいる、誰もが知っている人気商品を思い出してみましょう。つまり「乗っかる」わけです。

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自分の思いつきのみで考えて上手くいくのは、天才だけです。あなたが天才でないのであれば、まずは、自分の外から発想の種となる何かを持ってきましょう。

人気商品には、消費者の心の琴線に触れる何かがあるということ。そういったものは、おおいに参考にしてください。有名なところでは「シルク」を使った「シルクソフトローションティッシュ」(ユニフリー)という商品があります。この「シルク」にあたるところを、別の何かに変えればいいわけです。

シルクが人気なら、少しずつ似たものに視点をずらしていきます。シルクといえば高級なイメージですから、同じく高級そうな「ゴールデンティッシュ」「ダイヤモンドティッシュ」などが思いつきます。

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もっとも「おいおい、硬そうな言葉ばかりでティッシュから離れていくよ!」とツッコミが入るかもしれません。じゃあ、次なる高級イメージで「田園調布ティッシュ」「芦屋ティッシュ」とかどうでしょうか。あるいは「ハリウッドティッシュ」とか。

「いやいや、さっきよりもっとティッシュから離れちゃったじゃん!」 またまたツッコミが入ったので、ではハリウッドから連想して「セレブティッシュ」とかどうでしょうか。

ここで、勘のいい方ならピンときたと思いますが「鼻セレブ」(ネピア)という人気商品が実在します。ほとんどの人が、コンビニ等で一度は目にしたことがある、言わずと知れた大ヒット商品です。

私は、「鼻セレブ」という商品が具体的にどのような経緯で生まれたのか詳細は存じていませんが、聞いたところによると100案近く出された名前のなかから選ばれたそうです。

このように、視点をずらしていけば、100案募集しなくても、1人で連想しながらいい考えにたどり着く可能性はあるのではないかと思います。

ちなみに、「鼻セレブ」は発売当初は別の名前で、「モイスチャーティッシュ」だったそうです。「鼻セレブ」に商品名を変えたことで、売り上げは10倍に上がりました。

もう1つ、おまけで言いますが「ゴールデンティッシュ」という名前のティッシュはありませんが、箱の色をゴールドにして高級感を演出した商品は実際にあるようです。

ちなみに、便乗するのは流行や人気商品だけではなく、イベントなどもアリです。

私は、4G 携帯が世に出たばかりの頃、富士山の頂上に某携帯電話会社のアンテナを建てたこともあります。

7月1日に富士山の山開きがあるのを知り、当日に業者を連れて登ってアンテナを設置したのです。それまで、富士山の山頂で写真を撮ってもすぐにSNS にアップできなかったのですが、アンテナを設置することで回線速度が速くなり、設置後はその場で容易にアップできるようになったのです。

ちょうどフェイスブックが流行っていた時で、私は富士山から投稿したら面白いしPRになると思って企画提案をしました。日本一の山でつながるということは、日本一つながりやすい携帯というイメージをアピールできるので、当然、話題にもなります。しかも、山開きの日ですから話題性は抜群です。

事前にリリースを発行してテレビの取材チームも同行していたので、アピール度は段違いでした。広告効果に換算すれば、数千万円レベルになったと思います。




注:記事中リンクから商品の購入などを行なうと、編集部に収益が入ることがあります。また事業者は、商品の選定や記事内容には一切関与していません。

文 = 野呂エイシロウ

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