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2025.06.18 15:15

備蓄米が連日話題の日本を横目に、ハワイで「日本米」ブームが続く理由

高級日本米の代名詞としてハワイでも定着した山形県産の「つや姫」。現地でのPRに力を入れていて、写真のように1合分のシート米を「おまけ」に付けて特売することも

なぜハワイに日本産米があふれているのか

日本で米不足が嘆かれているのに、なぜハワイには日本産米がこれほどあふれているのか。それはやはり、昨年までの日本の米政策が、国内の米需要の減少を受けて輸出に大きくシフトしてきたことが一因として挙げられるだろう。

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人口減少を背景に日本人の米の年間消費量は毎年約10万トンずつ減少。海外市場向けの米は「新市場開拓用米」と位置付けて、生産農家には10アールあたり4万円の補助金が支給される。先に紹介した2024年の輸出総量4万5112トンという数字は、なんと対前年比で21パーセント増。さらに政府は、2030年までにそれを8倍まで増やす目標を掲げていた。

補助金がもらえる輸出米がしっかり確保されていたため、いまさらそれを国内用に振り戻すことが叶わず、日本国内は米不足、ハワイは日本産米が豊富という”ねじれ”の関係ができてしまったのだ。ただし、国内の米価格がここまで高騰すると今度は生産者が国内用を優先することが考えられる。そうなると、今度は輸出用米が足りなくなるのは必至だ。

さらに、良質な日本産米が海外に出て、しかも海外はレストランなど外食産業での使用が過半数を占めるというなか、質の高い日本産米をしっかりと研ぐ、浸す、蒸らすなど美味しく炊く技術を現場のスタッフに教育していくのが困難という問題も浮上している。

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今後のなりゆきをしっかりと見守りたい。ハワイの日本産米をじっくり味わいながら。

文・写真=岩瀬英介

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