富を日々築いているのは、私たちが名前を聞いたこともないような人たちだ。例えば、12件の賃貸物件を所有し、年間数十万ドルもの不労所得を得ている女性がいる。トラック1台で運送業を始め、地道に働いて500万ドル規模のビジネスに成長させた男性もいる。
あるいは、個人でコンサルティング業を営み、経費を抑えながら高額報酬を手にすることで、企業で働くチーム1つ分を超える利益を1人で懐に入れている人もいる。こうしたビジネスは、決して派手とは言えないが、金銭的には賢いやり方だ。
退屈なビジネスを選んだからといって、妥協したことにはならない。それは、自分自身のために自由を選んだということだ。本当の目標とは、他人を感心させることではない。着実で、先が読めるビジネスを通じて財産を築けば、時間と柔軟性が手に入るし、ライフスタイルやレガシーを管理することができる。数百万ドルという価値をもつビジネスのために、派手なブランドや、バズるコンテンツは必要ないのだ。
要するに、ゆっくりと着実に、戦略を立てて財産を築くやり方が最後には勝つということを、退屈なビジネスは証明している。富を築くにあたって、大げさに宣伝したり、がむしゃらに働いたりする必要はない。
利益に焦点を当て、経済的決断を賢く下し、一貫して取り組めば、混乱や燃え尽きとは無縁なかたちで、自分のための財産を手に入れられるだろう。


