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2025.06.19 08:15

在宅ワークの生産性、観葉植物に9割が癒やしを実感

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在宅ワークの普及とともに、自宅で過ごす時間の質を高める「グリーン需要」が高まっている。株式会社ハイポネックス ジャパンが観葉植物を育てている20~60代の男女330名を対象に実施した調査によると、約9割の人が観葉植物から「癒し」を感じていることが明らかになった。

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少数精鋭の「1~3株」で十分な満足感

調査によると、86.4%の人が観葉植物から「癒し」を感じていると答えた。「とても癒しを感じる」(30.0%)と「癒しを感じる」(56.4%)を合わせた数値で、約9割の人が植物のある生活に満足しているようだ。

興味深いのは、多くの人が大量の植物を育てているわけではないという点だ。育てている観葉植物の数を尋ねたところ、67.0%の人が「1~3鉢」と回答。「4~6鉢」(20.3%)を含めると、約9割の人が6鉢以下で観葉植物ライフを楽しんでいることがわかった。

育てている植物のトップ3は、1位「パキラ」(27.6%)、2位「ポトス」(24.3%)、3位「ガジュマル」(20.3%)。これらの植物は初心者にも育てやすく手入れが簡単なことに加え、パキラの手のひら状の葉、ポトスのハート型の葉、ガジュマルの特徴的な幹など、それぞれ存在感のある見た目でインテリア性も高いことが人気の理由と考えられる。

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次いで「サンスベリア」(13.9%)「ゴムの木」(12.7%)「モンステラ」(12.4%)「アイビー」(9.1%)「ドラセナ」(8.8%)が続いた。これらも同様に、乾燥に強く耐陰性があるといった育てやすさと、大きめの葉や特徴的な形状を持つことが理由だろう。特にサンスベリアやゴムの木は空気清浄効果でも知られており、機能性と美観を兼ね備えた植物としても選ばれていることがうかがえる。

購入場所については「ホームセンター」(44.6%)が最も多く、次いで「園芸専門店」(28.5%)、「100円ショップ」(13.6%)と続いた。身近な場所で気軽に購入できる環境が、観葉植物の普及を後押ししているようだ。

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文=池田美樹

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