リーダーシップ

2025.06.18 08:00

部下の信頼を失う前に知りたい、「リーダーがやりがちな重大な失敗」5つとその回避法

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2. 一貫性の欠如

リーダーがやりがちな重大な失敗の第2位は、行動に一貫性を欠くことだ。先述したロバート・ウォルターズの調査で、回答者の66%は「リーダーの言うことがそのときどきで違っているために、リーダーへの尊敬が薄れた」と述べた。また、回答者の62%は「リーダーが、何か必要なものがあるときにしかコミュニケーションをとらないために、リーダーから心が離れた」と述べている。

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Academy of Management(アカデミー・オブ・マネジメント)が発表した研究によると人々は、よかったり悪かったりと不規則で予測不可能なリーダーよりも、一貫性のある悪いリーダーを好むという。

こうした失敗を避けるため、首尾一貫した言動を実践しよう。

・自分の発言や行動の一貫性に気を配ろう。例えば、「部下を信頼する」と言いながら実際には仕事を任せないのは、一貫性を欠いた態度とみなされるかもしれない。あるいは、「部下の時間を尊重する」と言いながら自分は遅刻するのは、これもまた一貫性を欠いている。自分の発言や価値観と一致する行動をとるよう心がけよう。

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・一貫した態度を実践しよう。ある日にはとびきり親切だったのに、次の日には刺々しくなるようでは、信頼を失う。あなたがどのように人と接し、どのような相互作用やコミュニケーションをとるのか、まわりの人が予測できるようにしよう。

・相手によって態度を変えてはいけない。ロバート・ウォルターズの調査では、回答者の22%が、リーダーシップにおける重大な失敗の一つとして「えこひいき」を挙げた。誰に対しても公平な扱いをするように気をつけよう。人は、褒賞や評価が公正に与えられていると感じる「公正な分配(distributive justice)」を求める。しかしそれと同時に、人は「公正な貢献(contributive justice)」も求める。これは貢献し、影響を与える機会を公正に得ていると感じる感覚のことだ。

3. 説明責任の欠如や、約束の不履行

リーダーがやりがちな重大な失敗の第3位は、説明責任を果たさないこと、最後までやりとげないことだ。ロバート・ウォルターズの調査では、回答者の68%が、「幹部社員の口先だけの約束に嫌気が差して組織を去った」と答えた。また回答者の44%は、「リーダーが失敗を認めないことや行動の責任をとらないことが、職場のカルチャーに悪影響を及ぼした」と答えた。

こうしたマネジメントの失敗を避けるため、仕事を最後までやり抜き、周囲へのフォローアップを忘れずコミットメントを継続し、約束を守ろう。単純なことに思えるかもしれないが、いずれも信頼、調和、満足を築くのに重要なことだ。

また、自信をもつのはいいことだが、適度な謙虚さもまた重要だ。研究によれば、謙虚な態度を示すことで周囲からの信頼と信用が得られる。すべての答えを知っているかのような思い込みを捨てて、謙虚になろう。失敗を認め、必要な専門性をもっていないときには率直にそう話して、積極的に人に教えを請うようにしよう。

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翻訳=的場知之/ガリレオ

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