新聞販売から、生活密着型の事業を展開
オカモトグループ
(本社住所)
北海道音更町
(上場・非上場)
非上場
(業種)
ガソリンスタンド業など
(主な買収先・進出先)
アスクラフト(岩手県奥州市)など
北海道発のコングロマリット企業として知られ、売上高は1700億円超(2024年3月期)。新聞販売を祖業にし、ガソリンスタンド業を起点に石油卸、フィットネスジム、介護、飲食など多角化を地域で推進。短期のリスクを吸収しながら長期的な安定を目指す一方、M&Aでローカルビジネスの幅を拡大。 10年から23年までに29社をM&A。事業承継の相談対応も行うなど、M&Aを成長の軸に位置付け ている。
薬局業界再編を主導し、規模拡大
アインホールディングス
(本社住所)
北海道札幌市
(上場・非上場)
上場
(業種)
薬局経営など
(主な買収先・進出先)
ファーマシィホールディングス(広島県福山市)
薬局業界再編の旗振り役。同業を買収して競争力を高めつつ、小売業を第2の事業に位置付けて傘下に収める。2022年に調剤薬局のファーマシィホールディングスを子会社化。24年には雑貨ブランド・フランフランを完全子会社化すると発表した。M&Aを成長戦略の柱として本業を強化し、さらなる事業を展開する典型的な例だと言える。売上高は24年4月期の3998億円で、34年には1兆円になることを目指す。
拠点網の整備で震災後に規模5倍に
磐栄ホールディングス
(本社住所)
福島県いわき市
(上場・非上場)
非上場
(業種)
運送業
(主な買収先・進出先)
神葉運輸(千葉県千葉市)など
グループ中核の磐栄運送は東日本大震災後、関東地区の拠点網を整備するためにM&Aを推進。運送業を軸に国内外でグループ企業41社、社員数約1700人超の総合物流業へと成長し、震災前と比べて企業規模は約5倍に拡大した。相手先のコンプライアンスを重視し、特に労務管理面を徹底的に検証する。2020年にはM&A専門会社としてBHCパ ートナーズを設立し、経営コンサルティングなどでノウハウを活用している。
(詳細なストーリーを含む特集は、下記の2025年7月号に掲載しています)


