最近、続々と市場に登場するミニマルな携帯電話機に関する多くの動画がYouTubeに投稿されている。これらの電話機は、本質的に最も基本的な意味の「気が散らないコミュニケーションデバイス」を企図したものであり、一般的にEインク（電子インク）を使った光沢のない白黒ディスプレイを装備し、バッテリー持続時間が長く、機能は通話とテキストメッセージの送受信、そしていくつかの標準的なアプリを備えるだけだ。
アプリストアはない。インターネットにも接続できない。余計な機能はない。人と連絡を取るための基本的な機能だけを求め、ほかの機能を一切必要としない人には最適な製品かもしれない。昔の折りたたみ式携帯電話をスマートフォンの形状にしたようなものだ。
私はついにそのような新しい製品の1つである「Mudita Kompakt」をレビュー用に入手した。外箱には「ミニマリストのタッチスクリーンフォン…あなたのバランス、プライバシー、集中力を改善するために設計されました」と書かれている。
いわゆるデジタルデトックスを思い浮かべればいい。デジタル情報の過剰な取得を減らすことで、仕事と私生活の統合を促進して双方を充実させ、絶え間ない通知などに邪魔されることなく、より生産的な生活を送れるようになる。これはそんなデバイスだ。また、旅行中にテクノロジーの使用を減らしたい場合や、子どもがソーシャルメディアから受けるストレスを軽減させる方法を探している親にも役立つだろう。
