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2025.05.31 16:00

マッチングアプリ全盛時代、昔と何が変わった? 現代の「恋愛4段階モデル」を紐解く 

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4. 人生を共にすることを決断、あるいは破局

学生らは、最後の第4段階を意思決定するときだと説明した。つまり同棲や婚約、結婚など人生を共にするという大きな約束をするか、最終的に関係を解消するかの選択だ。

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「完璧な人間なんていない。誰にでも欠点はある」と学生の1人は説明した。「ゴールは、その人の欠点を愛せる、少なくとも過剰な不満を抱くことなく許容できる相手を見つけることだ。しばらく一緒にいると、350%完璧でいることは不可能になる。ありのままの相手を受け入れることもできるし、別れは不可避と気づくかもしれない。相手のありのままの姿を見て、それでも愛しているのか、嫌いになり始めるか、そのどちらかだ」

オゴルスキーらが説明するように、これは正確には1〜3段階の続きではなく、岐路だ。

この時点で、お飾りのようなものは取り除かれている。あなたは、相手がストレスをどう処理するか、互いの価値観が合うかどうか、それぞれがどのような長期的な犠牲を払うことを厭わないか(あるいは払おうとしないか)を知っている。そしてあなたが判断することは、愛し合っているかどうかではなく、持続的に愛し続けることができるかどうかだ。

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約束の内容が結婚であろうと同棲であろうと、あるいは単に長期的に一緒にいようという2人の合意であろうと、判断する必要があることに変わりはない。過去10年間の社会の進歩はこうした約束の中身を変えたかもしれないが、恋人と未来を共に築く、あるいは意識的に恋人から離れる必要性をなくしたわけではない。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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