アップルが、次世代の人工知能(AI)インターフェースの基盤となり得る新たなウェアラブルデバイスに関する特許(US 12316131)を取得したことが明るみに出た。ニュースサイトPatently Appleは5月27日、米国特許商標庁(USPTO)が、アップルが出願した「Wearable Loops(ウェアラブル・ループ)」と呼ばれるデバイスの特許を承認したと報じた。
多くの人がご存じのように、特許の取得は実際の製品につながるわけではない。しかし、この特許が明るみに出たタイミングは、かつてアップルのデザイン部門トップだった、ジョニー・アイブのデバイス開発スタートアップ「io Products(アイオープロダクツ)」がOpenAIに買収された直後となっており、興味深い。
27ページにわたるこの特許文書は、ユーザーの手首や足首、人間またはペットの首に装着したり、鍵やドアノブなどに取り付けたりすることで、空間データの取得やトラッキングが行える「ループ状のウェアラブルデバイス」について書かれている。
このデバイスは、加速度計を用いてユーザーの動きを検知するのみならず、血圧や体温の分析、心電図(EKG)の測定が可能であることが示唆されている。
この特許は、アップルのウェアラブル・ループがマイクのような通信回路を備えたり、光を発して位置センサーとして機能する可能性を示唆している。また、着用者に情報を伝えるための触覚フィードバック機能を備えることや、このループが布のような素材でできており、形状を変えられることにも言及している。
これらの内容は、このデバイスが形を変えて、手首に巻いたり、首に掛けたりして使用できることを示唆している。また、スピーカーやスクリーンを内蔵する可能性も示唆されている。
アップルのウェアラブル・ループはまた、位置データが取得可能であることから、次世代版のAirTag(エアタグ)的な用途に利用可能で、それ以上に多くの使い道が考えられる。このデバイスは、Apple Vision Proのようなヘッドセットや、長らく登場が期待されているスマートグラスにも利用される可能性がある。



