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2025.05.14 08:00

「添付」と「貼付」の違いとは?意味と正しい使い分け、ビジネスシーンでの使い方を例文付きで徹底解説

「添付」と「貼付」の意味とは?

「添付」の意味とは?

「添付(てんぷ)」とは、文書やメールに他の資料やファイルを加えることを指す言葉です。たとえば、ビジネスメールにPDFや画像ファイルを「添付する」という場面が代表的です。もともと「付け加える」という意味を含んでおり、書類をまとめて送る際に「この書類を添付しています」と表現します。

現代では主にデジタルコミュニケーションの場面で耳にすることが多く、メールの本文には書ききれない情報を補足するためのファイルを同封する際に使われるのが一般的です。システム上でも「添付ファイル」や「添付文書」という表記がよく用いられます。

「貼付」の意味とは?

「貼付(ちょうふ)」とは、物理的に何かを貼り付けることを指す言葉で、紙に切り抜き記事を貼る、箱にラベルを貼る、などの作業を示すのに適しています。デジタルの場合でも、たとえば電子書類にスタンプを押したり、フォームに画像を貼り付けたりする行為を「貼付」と呼ぶことがあります。

一方で、「貼付」は公的書類の提出時に印紙や証明写真を「貼り付ける」ケースなど、オフィシャルな手続きの際にも使われる表現です。「添付」がメールや文書にファイルを加えるニュアンスに比べ、より「貼り付ける」という物理的動作を強調する点が特徴と言えます。


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「添付」と「貼付」の違い

使われるシーンの違い

「添付」は電子メールや文書の末尾に他のファイルや資料を加えるときに使われることが多く、主にデジタルコミュニケーションや事務手続きにおいて活用されます。一方で、「貼付」は物理的な書類に何かを貼り付ける場面が基本となるため、ハサミや糊、テープなどを使って実際にくっつけるニュアンスがより強いです。

ただし、最近ではデジタルドキュメント上でも画像を「貼り付ける」操作を「貼付」と呼ぶことがあります。例としては、Web上のフォームに画像をドラッグ&ドロップする作業を「貼付」と書くケースも見受けられます。そのため、現代では若干の用法の拡張も見られますが、基本的には「貼付=貼り付ける」「添付=ファイルを加える」と押さえるとわかりやすいでしょう。

公的手続きでの使い分け

公的書類や申請書などでは、「貼付してください」という指示が書かれている場合があります。これは写真や印鑑証明書、証票などを用紙の所定欄に貼り付けることを求めるもので、物理的行為を意味する「貼付」が適切に使われています。逆に、オンライン申請において書類を添える場合は「添付してください」という文言が使われるのが一般的です。

このように、「添付」と「貼付」は主に物理かデジタルかによって使い分けられており、公的機関でも文脈に応じて言葉が使われ分けられています。ビジネスでも同様に使い分けができると、混乱を防ぎつつ正確な指示が伝わりやすくなるでしょう。

ビジネスシーンでの使い方

メール送付時の注意点

ビジネスメールでファイルを送る場合は「添付」が正解です。たとえば、取引先や上司にレポートを送る際には、「ご査収のほどよろしくお願いいたします。添付ファイルをご確認ください。」と書くのが自然です。もし「貼付しました」と書いてしまうと、言葉のニュアンスが少しずれ、「どこに貼り付けたの?」と思われる可能性もあるため注意が必要です。

メール本文に画像を挿入して送ることも可能ですが、この場合も「本文に画像を貼り付けました」と書くよりは、「下記に画像を挿入しました」という表現を使うほうが、誤解が生じにくいでしょう。状況に合わせて言い回しを変えるとスマートです。

書類提出・マニュアル作成の場面

書類への証明写真や領収書などを物理的に貼り付ける場合は、「資料を貼付のうえご提出ください」と案内するのが適切です。貼り付ける作業が必要であることを明確に示すことで、相手も糊やテープを用意して手続きを進められます。

また、業務マニュアルやガイドラインを作成する際にも、「この書類には印紙を貼付してください」「データはシステム上で添付してください」といった指示を分けて書くと、読み手が混乱せずスムーズに作業を進められます。特に新入社員やアルバイトスタッフなどに対しては、細かい表記の違いが理解を深めるきっかけになるでしょう。

「添付」と「貼付」を使った例文

メールやチャットなどデジタルでの例

  • 「先ほどの会議資料をメールに添付しましたので、ご確認をお願いいたします。」
  • 「画像ファイルを添付しましたが、容量が大きい場合はファイル転送サービスをご利用いただければ幸いです。」

これらの例では「貼付」という表現を使わず、シンプルに「添付」を用いることで、デジタルファイルが別途付けられている状況をわかりやすく示しています。

紙ベースの書類での例

  • 「申請書に証明写真を貼付のうえ、締め切りまでにご提出ください。」
  • 「領収書は台紙に貼付してから経理部へお渡しください。その際、日付と合計金額の記載もお忘れなく。」

こちらは明確に「貼り付ける」行為を必要とする場面での使用例です。言葉そのものが物理作業をイメージさせるため、書類提出の手順が理解しやすくなります。


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まとめ

「添付」と「貼付」は、どちらも「何かを加えて送る・付ける」という意味を含んでいますが、実際には「添付」はデジタルコミュニケーション(メールなど)でファイルや文書を一緒に送る際に使われ、「貼付」は物理的に書類や写真を貼り付ける作業を指す言葉として用いられます。

ビジネスメールで資料を送付する場合は「添付」という表現が基本です。一方、公的書類や申請書に写真や印紙などを貼り付ける場合は「貼付」が適切となります。混同してしまうと、受け手に余計な混乱を招く恐れもあるため、シーンに応じて正しく使い分けましょう。場面別の正しい使い分けを意識することで、コミュニケーションの質を高め、業務効率も向上させることが期待できます。

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