キャリア・教育

2025.05.14 10:00

「つまらない」が開く富への道5選、学歴不問でしっかり稼げるビジネス 米国版

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不用品回収サービス

ある人の不用品は、別の人にとっては「金」だ。不用品回収サービスは、かさばるものや不要になったものを処分する必要のある住宅所有者や企業、建設現場向けのものだ。この手の事業を始めるにあたってのコストは最小限だ。トラック、基本的な設備、そして認知してもらうためのマーケティングを必要とする。企業や不動産会社と継続的に契約を結ぶことで収益を増やせる。

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この仕事の実際の業務の性質や、「ゴミ」を扱うという認識から、多くの人の目に魅力的には映らない。加えて、特別料金を請求できる環境への負荷が少ない廃棄やリサイクルなど、ニッチなサービスの可能性を見出せない人もいる。

不用品回収の事業は、小規模な会社では年5万〜15万ドル(約720万〜2170万円)を稼ぎ出す「金鉱」となり、利益率は20~30%になる。複数のトラックと作業員を抱える場合、特に商業契約を獲得すれば売上は年50万ドル(約7250万円)以上になる。

高圧洗浄サービス

圧力洗浄は低コストで利益率の高いビジネスであり、一般住宅および商業施設向けに車道や壁板、デッキ、駐車場の清掃サービスを提供している。機材は1000~3000ドル(約14万〜43万円)からと手頃で、作業はひとりでもチームでもできる。季節ごとに天候が変わる地域で需要が高いのも魅力だ。

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高圧洗浄は手軽なビジネスであるため、拡張性のあるビジネスではなく副業とみなして敬遠する人も多い。また肉体労働であり、屋外での作業となるため、事務職や技術職を目指す人は敬遠する。

高圧洗浄業をひとりで行う場合、稼ぎは年4万~10万ドル(約580万〜1450万円)になり、諸経費が少ないため利益率は30~50%だ。設備や従業員を増やして規模を拡大すれば25万ドル(約3620万円)以上の収益をあげることも可能だ。

コインランドリー経営

これは自分で手を動かさないビジネスだ。顧客が代わりにやってくれる。コインランドリーでは洗濯機や乾燥機への衣類の出し入れなどほとんどの作業を顧客が行うため、半受動的な収入源となる。このビジネスでは機械や不動産に先行投資したり、店舗を置く場所の家賃を払ったりする必要がある。現金ベースのモデルで、必要とするスタッフも少ないため、収益性は高い。必要不可欠なサービスであることから、不況にも強い。

約10万ドル〜50万ドル(約1450万〜7200万円)の初期投資が参入障壁となる。また、受動的収入の可能性を過小評価したり、高い利益を確保しようと古くなった設備を新しいものにしなかったりする人も多い。

コインランドリーは年間5万ドル〜30万ドル(約720万〜4300万円)の収益を上げ、光熱費やメンテナンスなどの経費を差し引いた純利益率は20~35%になる。人通りの多い場所にある適切に管理された施設であれば、50万ドル(約7200万円)以上の収益を上げることも可能だ。

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翻訳=溝口慈子

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