リーダーシップ

2025.05.05 11:00

リーダーとしての成功は「やらないこと」リストづくりから始まる

Shutterstock.com

燃え尽きを回避しながら良い習慣を身につけるには

「やらないことリスト」で時間を空けることは最初の一歩に過ぎない。次の一手は、その時間を実際にあなたを前進させる習慣で埋めることだ。良い習慣は一夜にして身につくものではない。それは時間をかけて一貫して行われる、小さくも意図的に行う選択の産物だ。そうした選択を定着させる方法を以下に紹介しよう。

advertisement

●小さなことをコツコツと

新しい習慣を身につけるときに犯す最大の間違いは、大きすぎる目標をあまりにも性急に達成しようとすることだ。持続する変化は急進的な見直しからではなく、小さな達成を毎日積み重ねることから生まれる。1日の計画を立てるのに毎朝5分割くなど、管理しやすい新たな取り組みから始め、そこから積み重ねていこう。

●新しい習慣を既存の日課に結びつける

習慣が最も定着するのは、すでにやっていることとセットにするときだ。目標を毎日見直したいのなら、朝のコーヒーと結びつける。達成したことを振り返りたいのなら、コンピュータを閉じることに結びつける。必ず結びつけるようにするほど、習慣もしっかり定着する。

●成果だけでなく自分に注意を向ける

「もっと速くメールを書きたい」と考えるのではなく、「自分は明確かつしっかりと意思疎通を図る人間だ」と考えよう。達成したいことだけでなく、なりたい自分と習慣をマッチさせることで一貫性を保ちやすくなる。

advertisement

●達成しやすい環境を整える

可能な限りハードルを取り除くといい。前の晩にトレーニングウェアを用意する、取り組んでいるプロジェクトをブックマークして最初に目に入るタブにする、など。優れた習慣とは極めて厳しい規律のことではなく、正しい選択を簡単に行えるようにする賢い下準備のことだ。

価値の低い行動を意図的にインパクトのある習慣に置き換えることで、惰性で1日を過ごすことがなくなり、望むとおりの1日にできる。真のリーダーシップとは多くのことをこなすことではなく、良い選択をすることだ。効果のあるToDoリストは、さらに効果のある「やらないことリスト」から始まる。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事