SMBCやアフラック、福岡銀行、DNP(大日本印刷)、ダイキンなどにおけるChatGPTの活用が知られているが、大学での採用も始まっている。
「私たちは滋賀大学と非常に緊密に協力しながら、教育現場へのAIの導入を進めています。彼らはChatGPTEduを用いることで、学生や教職員たちがAIが持つ知識、検索など新しい情報の取得、あるいはコーディングや各種問題解決の立案などで、AIを活用してより効率的に学ぶこと方法を開発することに力を注いでいます。その熱意は本当に力強いものです」
「教育現場へのAIサービスの導入は、個人の学習効率を驚くほど前進させるでしょう。米国では学習プロセスの強化としてAIシステムを使用することで、学習効果が改善されたことを示す初期の研究結果が出ています。すべての学生が、それぞれに家庭教師を持つようなものだからです」
エージェント開発に向けたNTTデータと戦略的パートナーシップ
2025年5月1日からは、NTTデータとの戦略パートナーシップも始まる。このパートナーシップでOpenAIが狙っているのは、AIエージェントの開拓だ。
「NTTデータとのパートナーシップには2つの側面があります。1つはNTTデータをChatGPT Enterpriseのリセラーとして認定し、導入を推進していくこと。そしてもう一つが、OpenAIのAPIを活用して彼らのクライアントの業務効率を改善する事業での協力関係を築くことです」
NTTデータはAI技術の企業向け活用において、エージェント技術の開発にフォーカスしている。これまでにも「SmartAgent」と呼ばれる生成AI活用のエージェントブランドを展開しているが、今回の戦略提携によりOpenAIのプラットフォーム上で、より綿密にOpenAIと連携しながらNTTデータが持つクライアントの問題解決を進めていく。
「AIに対してより積極的なマインドセットで、新しい製品やサービスを構築していきます。OpenAIの技術を用いてアプリケーションを開発してきたNTTデータと協力してのアプリケーション開発は、非常に価値あるものになるでしょう」
この提携でNTTデータは「ChatGPT Enterprise」の販売代理店業務を開始し、大手企業100社に向けて「OpenAIアクセラレーションプログラム」を実施する予定だ。2027年までにOpenAI関連で累計1000億円規模の売上を目指すという。
またOpenAIの最新AIモデルとNTTデータの経験を組み合わせることで、金融、製造、流通、ヘルスケアなどさまざまな業界に特化したAIエージェント開発を進める。


