図書券をプレゼントされると、なんだかお利口さんになったみたいで嬉しかった。しかし、本を買わずに机の引き出しに入れっぱなしになることもしばしば。そんな図書券や図書カードを図書カードNEXTと交換してくれるサービスが始まった。
図書券や磁気式図書カードに残高があれば、それを新しい図書カードNEXTに移して送ってくれる。手順はこうだ。
1 「図書カード交換ステーション」のオンライン申請フォームに必要事項を記入して登録。
2 登録完了メールが届くので、添付されているPDFを印刷。
3 印刷したPDFを切り取り線に沿って切り取る。
4 封筒に宛名票を貼り、図書カードまたは図書券、オンライン申請番号票を同封して投函。
送った図書券は返却してもらえない。図書カードは、記念に取っておきたい場合はその旨をメモに記して同封すれば、パンチで穴を開けて返してくれる。図書カードNEXTを新しい図書カードNEXTにまとめることはできないなどの注意点もあるので、同サイトの説明を読んでほしい。
図書券(本名、全国共通図書券)は書籍専門の前払式支払手段、つまり商品券なのだがお釣りがもらえないという不便さがあった。図書券は1960年から発行され2005年に販売が終了した。1990年から発行が開始された図書カードは磁気式のプリペイドカードなのでお釣りの心配もなく気軽に使えた。そして2016年、QRコードで決済する「図書カードNEXT」に切り替わった。
そんなわけで、現在販売されているのは図書カードNEXTのみなのだが、ありがたいことに昔の図書券や図書カードには有効期限が設けられていない、ずーっと残高が生きているので、使わなきゃ損というものだ。図書カードNEXTはオンライン書店で使えるので電子書籍も買える。また、スマホで残高や利用履歴の確認ができるので便利だ。残念ながらAmazonは対応していないが、Rakutenブックス、e-hon、hontoなど大手オンライン書店が対応しているから困ることはない。



