戦場で壊滅的な損害を被り、深刻な人員不足に見舞われているにもかかわらず、今なおプーチンはロシアの決意の前に西側の決意がくじけることを確信している。マルコ・ルビオ米国務長官が先ごろ「米国としては逆撫でしたくはない」と発言したことは、この認識を補強し、ロシア政府を勢いづかせるだけだ。
一方、プーチンは支援者の連合を結成した。中国は兵器システムに不可欠な部品を提供し、イランと北朝鮮は無人機と武器を供給し、北朝鮮は何千人もの兵士を派遣して犬死させてはその対価で独裁政権を潤している。
プーチンに宥和的な態度で臨めばロシアと中国の間に楔を打ち込めるとの考えは、現在の地政学的現実に対する深い誤解を反映している。冷戦時代には中ソの緊張が戦略的に切り込める隙を生んだが、今日のモスクワと北京の枢軸は、それに匹敵するような分裂には直面していない。
米国の進むべき道は明確だ。ロシア軍の装甲に壊滅的打撃を与えられるA10攻撃機をウクライナに供給し、十分な量の先進兵器システムを提供し、ロシア国内の合法的な軍事目標への攻撃に関するすべての制限をただちに解除することだ。米国が裏で糸を引くウクライナの降伏というのが非現実的な思い込みでしかないことをプーチンが認識して初めて、真の交渉が可能になる。今日決意を示すか、明日はるかに大きな課題に直面するか──私たちは厳しい決断を迫られている。
今すぐにビジョンと目的を明確にしなければならない。歴史は、独裁者に宥和的な態度をとれば、さらなる侵略への欲求を煽るだけだと教えている。この教訓を学び直す余裕はわれわれにはない。


