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リーダーシップ

2025.02.12 10:30

あなたはどのタイプ? リーダーのスタイル別「危機対応能力」の違い

Bojan Milinkov / Shutterstock

危機における「外交官タイプのリーダー」

外交官は、人間関係の調和を優先する。これは、危機において極めて有益な特性だ。外交官は不安を和らげ、チームの結束を維持し、対立がエスカレートする前に解決する能力を持つ。ストレスの多い状況では、チームメンバーはしばしば、積極的に話を聞き、心理的安全性を生み出してくれるリーダーを求める。外交官はその役割を見事に果たし、チームは一体感と精神的な支えを持ち続けることができる。

しかし彼らは、調和を重視するあまり、厳しい決断をためらってしまう可能性がある。資金繰りの急激な悪化など、動きの速い危機においては、予算削減や組織再編といった不本意な選択が避けられない場合もある。皆の心地良さを維持しようとする外交官は、こうした決断を遅らせたり、手を弱めたりするかもしれない。その結果、明確さが欠如したり、最も重要なときに時間がなくなったりするかもしれない。

外交官は、共感と、断固とした行動のバランスをとる必要がある。危機をうまく乗り切るには、人々を第一に考えるアプローチと、明確かつタイムリーな指示を両立させることが不可欠だ。

次の危機に備える

危機的な状況にいる場合であれ、将来の混乱が予想される状況であれ、自分のリーダーシップスタイルを知っておくことは、より意識的かつ機敏にリーダーシップを発揮する助けになる。自分はどのようなアプローチをとるかが明確になっていれば、そのスタイルを進化させてその時々のニーズに対応し、どのような困難もチームとともに乗り越えていく準備ができる。

結局のところ、危機におけるリーダーシップはバランスが重要だ。強みを自覚し、弱みに対処することで、最悪の危機さえも成長の機会に変えることができる。

forbes.com 原文

翻訳=米井香織/ガリレオ

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