では、彼らはそうした状況にどうやって対処しているのだろうか?
ほぼ3分の1の労働者が生活費を賄うために借金をし、さらに経済的苦境に陥っている。それ以外の人々は、友人や家族に金銭的援助を求めたり(44%)、地域や政府の援助に頼ったり(38%)、貯蓄を使い果たしたり(35%)している。
これは、雇用システムにおける憂慮すべきギャップを浮き彫りにしている。伝統的な仕事は長い間、唯一の主要な収入源であり、残念ながら、フリーランスの仕事や複数の副業によって外部収入源を構築することは、最近になってようやくトレンドになりつつある。
フリーランサーの数は2027年までに米国の労働人口の約半数まで増加すると言われているが、数字を掘り下げてみると、増加しているのはフルタイムのフリーランサーの数だけであり、パートタイムのインディペンデントワーカー(働きながら本業とは別の収入源を維持している人)の割合は減少していることが、最近のMBO Partnersの報告書から明らかになっている。
つまり、Resume Nowの調査からも明らかなように、会社員として働く人々は、収益性の高い副業を始めてパッシブインカム(受動的収入)を作るよりも、外部からの経済的支援を求めたり、借金をしたり、貯蓄を切り崩したりする傾向が強いということだ。
これは以下のような要因によるものだ。
・副業に取り組む時間が限られている
・長期的に新しい収益源を構築しようとするよりも、経費をカバーするためにがむしゃらに行動する
・収益性の高いビジネスを始めるには多額の資金が必要だという俗説を信じている
・フリーランス、副業、パッシブインカムの仕組みを十分に理解していない