スキルアップのためにプログラミングを習いたい人は多いだろうが、学校に通うか、オンラインで受講するかは悩むところだ。実際にプログラミングを習った経験のある人たちは、どう思っているのだろう。
プログラミング学習者向けウェブメディア「プロリア プログラミング」は、18歳以上のプログラミングスクール受講生58人を対象に、「プログラミングスクールの受講方法」に関するアンケート調査を行った。それによれば、オンラインが83パーセントと大多数を占めた。しかし、おすすめしたい受講方法を聞くと意外な結果となった。
オンラインのメリットは、ほぼ8割の人が通学する時間が必要ないことをあげた。また4割強の人が、マイペースで学習できることをあげている(複数回答)。
オンラインのデメリットは、約4割がマイペースで学習できるが学習計画が必要になることをあげている。続いて、イベントや勉強会の意義が感じられない、モチベーション維持を支援してもらえない、質問の返答が遅く的確ではない、などとなっている。
これに対して通学のメリットは、コスパがいい、質問の返答が早く的確という2点がともに約5割と多かった(複数回答)。さらに、学習効率がいい、学習進捗のサポートをしてもらえる、などと続く。
デメリットは、7割近い人が通学のための時間と答えている。1割程度と少数ながら、メンターや講師が悪かった、学習効率が悪く感じた、就職や転職のサポートが充実していなかった、という点をあげる人もいた。
最後に、オンラインと通学それぞれの受講者に、自身が選択した受講方法をすすめられるかを問うと、ダントツの人気だったオンラインをすすめる人よりも、通学をすすめる人のほうが1割ほど多かった。わずかながら、オンラインを選んだ人にはオンラインを「おすすめできない」と答える人もいた。通学ではゼロだ。