2024.12.14 11:00

充実した旅行体験「世界の市内観光ツアー」10選 2025年おすすめ

Shutterstock.com

Shutterstock.com

アート、建築、歴史から、その土地ならではの食べ物や飲み物まで──初めて訪れた場所では、現地ガイドと一緒に見どころをめぐる市内ツアーが「観光の第一歩」として理想的だ。地元の人の視点で組まれたユニークな観光ルートは、歴史的な街並みを散策したり、隠れた名所を発見したり、現地の文化にどっぷり浸かったり、より充実した旅行体験が期待できる。
-->
advertisement

世界に数ある市内観光ツアーの中から、今最も「旬」なおすすめを紹介しよう。クリスマスに大切な人へ贈る体験型プレゼントにもうってつけだ。

1. 米ニューヨーク:ロウアー・イーストサイド・フード&ヒストリー・ツアー

ニューヨーク最古のデリカテッセン「カッツ」(Wirestock Creators / Shutterstock.com)

ニューヨーク最古のデリカテッセン「カッツ」(Wirestock Creators / Shutterstock.com)

催行元:Devour Tours
料金:79ドル(約1万2000円)

「餃子とデリと歴史」をテーマに掲げたこのツアーでは、マンハッタンのロウアー・イーストサイド地区の豊かな歴史と食文化を生き生きと紹介する。ベーグルやユダヤ料理といった定番フードから、歴代の移民たちが持ち込んだ各国の味覚まで、食べ歩きを堪能しながら地元の店主たちと交流し、何世代にもわたって受け継がれてきた伝統の家庭の味について知ることができる。ニューヨーク最古のデリカテッセン「カッツ」をはじめ、7つの家族経営の店を訪ね、舌で楽しめるコースとなっている。

2. カナダ・バンクーバー:グランビル・アイランド・マーケットツアー

催行元:Vancouver Foodie Tours
料金:119.99カナダドル(約1万3000円)

バンクーバーで人気の市場を地元民感覚で楽しみたいなら、このツアーがおすすめ。現地の生活ぶりを垣間見ながら、新鮮な旬の地産食材に舌つづみを打とう。グランビル・アイランドは、食を愛する地元民にとってなくてはならない場所であるだけでなく、ナイアガラの滝に次いでカナダで2番目に人気の見逃せない観光スポットだ。バンクーバー周辺の個人農家や「食の匠」たちが丹精込めて作った鴨のコンフィやチーズ、ソーセージやハム、口の中でとろける食感のドーナツ、そして名物のスモークサーモンまで、絶品ぞろいの食べ歩きが叶う。

3. カナダ・モントリオール:ビヨンド・ザ・マーケット・フードツアー

カナダ・モントリオールのジャン・タロン市場(Songquan Deng / Shutterstock.com)

モントリオールのジャン・タロン市場(Songquan Deng / Shutterstock.com)

催行元:Spade & Palacio
料金:95カナダドル(約1万200円)
advertisement

「モントリオールの味覚」の何たるかを短い滞在期間で知りたければ、フードツアーに勝る手はない。Spade & Palacioのクリス・アーブが案内するのは、よくあるグルメツアーとは一線を画した食文化体験だ。家族経営のエルサルバドル料理レストラン「ロス・プラネス」に始まり、ビーントゥバーチョコレートの店「エタ・ド・ショック」で締めくくられるツアーは、北米最大級かつ最古(1933年開業)の市民の台所と名高いジャン・タロン市場や市内最古のイタリアンベーカリーなど、興味深くおいしいスポットを巡る。
次ページ > 切り裂きジャックがうろついていた路地や犯行現場を訪ねるロンドンのツアー

翻訳・編集=荻原藤緒

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事