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2025.01.10 11:00

0→1から、1→10へ。アイデアの種から事業を拡大させていくpoint 0の挑戦

Forbes JAPANは、協創/共創のための事業共同体 point 0が発行するアニュアルレポートを2021年より制作。point 0から生まれる企業同士の化学反応や新たなソリューションに注目している。
本レポートで、point0 代表取締役社長の石原隆広は、創業5年目を迎えたpoint0のこれまでとこれからについて語った。以下で、その抜粋をお届けする。


>>point 0 annual report 2023-2024のダウンロードはこちらから 



「働くを再定義する」と掲げて、2019年の創業から5年の月日を走り抜けてきたpoint0のメンバーとコミッティ企業たち。
近年、まき続けてきた事業化の種は芽を出し、今まさにそれぞれの空へと高く伸び始めている。

今年はじめてミッション/ビジョン/バリューを策定し、この事業の芽を立派な木へと成長させようとしている今、point0代表の石原隆広はこれまでの5年をどう総括し、次のステージへと上がろうとしているのか。

協創/共創の輪が広がることで新たなチャレンジが可能に

大企業にとって難易度が高い新規事業に、前向きに継続してチャレンジするコミッティをつくりたい──そんな思いから、協創/共創のためのコンソーシアム「point 0」は生まれました。2019年7月には、コワーキングスペース「point 0 marunouchi」が誕生。最初の2年ほどは実証実験・ショールームの場としての活用、オープンイノベーションの場づくりに注力していましたが、コロナ禍を機に生まれたサービス「point 0 satellite」をきっかけに事業化に舵を切って3年。開設時には9社だった賛同企業が、今では18社に増えています。

多様な専門領域をもつ大企業のアセットやノウハウにより、ユニークな実証実験や事業化に向けたアイデアがさらに多様化し、社会課題解決に寄与できるポテンシャルの大きな事業アイデアも生まれるようになってきました。

Working Groupのページでも詳述しますが、現在さまざまな社会課題をテーマとしてコミッティの皆さんに投げ、協業アイデアを膨らませるような取り組みにも注力しています。そのなかから、商品を提供している企業側では思いつかないアイデアが生まれているケースもあります。業界をまたいだ大手18社がpoint 0 marunouchiで顔を突き合わせているからこそ「こんなかかわり方はできないか」と各社にすぐに相談でき、話がスムーズにまとまったものばかりです。

ほかにも、「屋外オフィスをつくりたい」というオカムラからの相談を受け、ダイキン工業が「テント内に屋外向け冷房機器を設置したら、高温多湿な夏でも過ごせる屋外オフィスができるかもしれない」とアイデアを提案。実際に羽田空港近くのHICityにて実証実験が行われました。商品として実用性が見えれば、現在、真夏に使われずにデッドスペースとなっている都内のオフィスビルの中庭や公園などに設置できる、新しいオフィス空間のあり方を提示できるかもしれません。

異業種が混ざり合い思いもよらぬ提案があるからこそ、既存製品の新しい売り方や活用方法を見いだしていく。こうした化学反応こそpoint0ならではのオープンイノベーションであり、事業化に本気で向き合うと決めたからこその変革でしょう。

追求してきた「快適な第三の空間」が全国へ

創業した当時のメンバー。ここから大きく組織は前進してきた

創業した当時のメンバー。ここから大きく組織は前進してきた

point0の事業の柱は、コロナ禍をきっかけに注力したサテライトオフィスサービス「point 0 satellite」のほか、2023年末からスタートした共創支援事業「point 0 Innovation Lounge」、快適なオフィス環境づくりに向けた「WELL認証取得支援サービス」へと広がっています。

サテライト事業では、主要駅と郊外それぞれで、「自宅で働く」「職場に出勤する」という働き方以外に、快適な第三の空間という選択肢を提供してきました。大事にしているのは、さまざまなワークシーンにおける働ける場所の多様性です。利用者の平均利用時間の長さから、一定の満足度を達成できているのではないかと考えています。

point0の事業が伸びてこそ参画企業に価値提供ができる

2024年4月には、3事業の発展と規模の拡大に合わせて株式会社point0としてミッション/ビジョン/バリューをあらためて策定。役員陣との議論を経て、それまで掲げてきた「働くを再定義する」を解釈し直し、「あらゆる『カタチ』を変え、人生をもっと面白く」とミッションを定めました。

「.0」(ポイントゼロ)には、再定義、つまり、ここを起点に変化していくという意味が込められています。では我々は何を再定義したいのか。働き方だけではなく、遊び方や暮らし方などあらゆる領域でやり方を変えていくことで人生をより面白く、充実したものにしていきたい。新たなミッションではそんな思いを表現しています。

そのミッションを達成するためにpoint0が何をしていくべきかを描いたビジョンは、「多様性の持つ力と、柔軟なアイデアで、心を満たす『働く』『暮らす』を提供する」。大企業18社がもつソリューションに、point0がアイデアを加えることで新たなイノベーションを起こしていこうという思いを込めました。

行動指針である4つのバリューは「誠実にふるまう」「挑戦し、失敗から学ぶ」「スピードが価値を生む」「個を最大化し、チームで動く」と定め、ベンチャーだからこそ大事なスピード感やチームワーク、本気で考え、失敗し、次の成功へつなげていく、挑戦し続けるマインド、参画企業である大企業の皆さんをはじめ、各ステークホルダーと信頼関係を築く誠実さなど、これまで共創を進めてきたなかで「これは欠かせない」と感じている要素を集約させています。

これまでの5年間は、参画企業すべてで事業化を実現するための道はどこにあるのか、模索を続けてきました。ここからは、3つの事業の柱をすべて花開かせ、0→1から1→10のフェーズへとギアを入れていくことになるでしょう。point0がサービス提供を行うなかで、参画企業が既存製品の販売や新製品の認知力拡大や実績づくりにつなげていく。そうして事業化をかなえることで初めて、point0で一緒にやってきてよかったといってもらえるような価値提供を実現できるのだと思っています。

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いしはら たかひろ◎point0 代表取締役社長。国内大手ERPベンチャーを経て、2013年にFintechベンチャーを起業。2017年にダイキン工業に入社し、「CRESNECT」プロジェクトに従事。2019年2月、point0を設立し、同代表取締役に就任。

Promoted by point0 | text by Rumi Tanaka | photographs by Yoshinobu Bito | edited by Miki Chigira