SWEDというサイト名は、スヌープの信条である「smoke weed every day(毎日大麻を吸う)」を意味している。ただし、このサイトは、大麻のハイになる成分であるTHCを含むアイテムを、アラバマ州、アラスカ州、アリゾナ州、カリフォルニア州、ジョージア州、アイダホ州、ミネソタ州、ニューハンプシャー州、ネバダ州、オレゴン州、ロードアイランド州、サウスダコタ州に配送しない。
「SWED.comは、スヌープ自身が厳選した完全なライフスタイル体験を提供するよう設計された、コレクターや愛好家、日常のユーザーのためのワンストップショップだ」と同社は声明で述べている。
このサイトの立ち上げは、カリフォルニア州やイリノイ州、ニュージャージー州などが大麻由来の酩酊性を持つ製品に関する規制を強化しようとしている中で行われた。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は9月に、THCを含む大麻製品を一時的に禁止する緊急規制案を提案し、予想外の4分の1の支持を獲得した。
スヌープは、これらの規制強化の動きにもかかわらず、SWED.comを全米の消費者に向けてオープンした。「この植物が提供するものを、すべての人が享受する権利がある。SWED.comでは、全米の規制がどうであれ、誰も取り残されることがないようにしたい」と彼はメールの声明で語った。
S.W.E.D.の最高執行責任者(COO)であるアルトゥーロ・ロドリゲスは、この新事業がスヌープの大麻の普及活動の新たな側面だと語った。「我々は単にサイトを立ち上げるのではなく、運動を後押ししている。SWED.comは単なる買い物の場ではなく、スヌープが数十年にわたって築いてきたコミュニティの拠点だ。規制がどうであれ、私たちの使命は、この植物が可能にするすべてを人々が祝うための空間を提供することだ」と、彼はメールで語った。
スヌープは、この新たなサイトをホリデーシーズンに間に合うよう開設したとプレスリリースで述べている。「ホリデーシーズンは、人々がさまざまな物事を共有するための時間だ。私は今年、S.W.E.D.へのアクセスを世界中と共有する。このサイトに来れば、自分用でもプレゼント用でも、どこにいても私が毎日楽しんでいる高品質な商品を見つけることができる」と彼は語った。
(forbes.com 原文)