外国人向け材派遣業を展開するR&Gが仕事をしている500人を対象に「寝不足」に関するアンケート調査を行ったところ、寝不足の原因は夜ふかしだと自覚している人が約6割と非常に多かった。寝る前にゲームに夢中になって、ネットサーフィンにハマって、動画サイトを見始めてしまって時間を忘れてしまうケースが多数を占める。
昼間の仕事が忙しい人にとって、就寝前のひとときは貴重な自分の時間だ。そこで好きなことをして日中に得られなかった満足感を取り戻そうとするのだが、ついついSNSや動画配信で睡眠時間を削ってしまう。そんな夜ふかしを「リベンジ夜ふかし」(または報復性夜ふかし)と呼ぶ。
この調査の監修を担当した上級睡眠健康指導士の大木都氏によれば、リベンジ夜ふかしを続けていると脳の疲労が溜まってしまうということだ。またスマホの見過ぎは脳を興奮させ、ますます眠れなくなる。対策としては、睡眠時間を確保して頭と体を休めるのが正解なのだが、なかなかそうはいかない。
そこで、仕事中に眠くなったときの乗り切り方だ。アンケートでもっとも多かったのはカフェインの摂取だった。続いて多いのが仮眠。「気合いで乗り切る」なんていう人も少なくなかったが、身体を動かす、お菓子をつまむといった行動は、気分転換になり、おやつを食べてアゴを動かすことで眠気防止になるので有効だ。
大木氏は、カフェインを飲んで20分程度の仮眠をとる「パワーナップ」を薦めている。仮眠がとりづらい職場では、ナッツのおやつを食べて栄養補給を行うと、午後の疲労感が軽減されるということだ。
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