さらに、長年ビットコインを批判してきたミネアポリス連邦準備銀行のニール・カシュカリ総裁が突如、「今後は暗号資産にオープンな姿勢を持つつもりだ」と発言したことなどを受けて、アナリストはビットコインの価格が「転換点」を迎え、20万ドルに達する可能性があると述べている。
米証券取引委員会(SEC)は、1月に11のビットコイン現物ETFを承認し、その後オプション取引の承認の準備を進めてきた。そして、420億ドル(約6兆5000億円)相当のビットコインを保有するブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)が先陣を切り、オプション取引を開始した。
ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジェームズ・セイファートは、19日のX(旧ツイッター)の投稿で、オプション取引の初日のIBITの取引総額が約19億ドルに達したと述べ、「これらの取引がビットコインの最高値更新の一因であることは間違いない」と指摘した。
さらに、同アナリストのエリック・バルチュナスは、「19億ドルという取引高は、前例がない取引初日の金額だ」と述べ、ビットコインの価格が「転換点」に差しかかっていると語った。
バルチュナスは、この転換点が暗号資産をメインストリームに押し上げるための引き金を引くことになると述べている。バーンスタインのアナリストも、ビットコインの価格が2025年に20万ドルに上昇する可能性があると予測した。
「ビットコインは今、新たなステージに突入している」とゴータム・チュガニ率いるバーンスタインのアナリストは、18日の顧客向けメモで語った。「ビットコインの10万ドルへの到達は間近に迫っており、2025年末までに20万ドルに到達するという我々の予測も現実味を帯びてきた」と彼は付け加えている。
(forbes.com 原文)