北米

2024.11.11 12:00

SNS上で米軍から盗まれた「銃や手榴弾」が売られる米国の現実

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メタは、今回の件についてコメントを避けたが、ユーザーが銃器やその部品、殺傷能力を強化する装置などを売買することを利用規約で禁じていることを強調した。同社はまた、FBIからデータ開示を要求されていることを明らかにし、同局が捜査に必要なデータに要求を限定しているか、また個人への影響を最小限にとどめるため、要求範囲を可能な限り狭めているかを精査している最中だと述べた。
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令状によると、FBIが押収したタンジャパットクルのフェイスブックアカウントのデータから、彼と買い手との間で交わされた軍用品に関するやり取りが見つかったという。

機関銃を含む大量の武器

タンジャパットクルは、買い手との交渉に最初はフェイスブックメッセンジャーを使い、その後テキストに移行することが多かった。米司法省によると、彼はフェイスブックのプロフィールに取引に関する投稿をしていたという。昨年9月の段階ではまだアクティブだった彼のフェイスブックアカウントには、「今日は多くのキットを売りさばいた。すべてのトラッキングと輸送を整理するまでお待ちください」というメッセージが投稿されていた。

FBIは、2023年10月にタンジャパットクルの自宅を捜索し、照準レーザー、ウェポンライト、武器照準器、サーマルサイト、ナイトビジョンを含む、アレンが盗んだと思われる少なくとも71点の軍用品を発見したと発表した。他にも、4丁の機関銃を含む数十丁の銃器が押収された。訴状によると、FBIはタンジャパットクルが使用していた倉庫を捜索し、アレンが盗んだとされる軍用品約192点と、大量のCSAM(児童の性的虐待のコンテンツ)を発見したという。

彼の弁護士はコメントの要請に応じなかった。司法省は、タンジャパットクルが現在自宅勾留中であることを明らかにしたが、それ以上のコメントは避けた。アレンが盗んで売りさばいた他の品々を同省が回収できたかどうかは不明だ。
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2020年7月に2年強の実刑判決を受けたアレンは、現在は出所している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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