健康

2024.10.30 16:45

腸活が生産性や疲労度にも好影響という調査

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近年、腸内環境が心身の健康に大きく影響することが伝えられているが、機能性食品素材を開発する企業が社内調査を行ったところ、仕事の生産性や疲労度にも大きな関連性がみられた。

太陽化学では、高発酵性で酪酸を多く生成するグァー豆由来の水溶性食物繊維「グアーガム分解物」の普及に努めている。同社の従業員の約2人に1人はこれを習慣的に摂取しているため、健康診断での肥満、糖尿病、メタボ、高血圧に該当する人が日本人の平均よりも低い傾向にあるということだ。

同社な全従業員を対象に、お腹の健康と労働生産性に関する主観的評価によるアンケート調査を実施したところ、お腹の悩みがない人は、ある人にくらべて疲労感が少なく、仕事の出来がよいと感じていることがわかった。お腹の調子がいい人ほど、仕事がよくできて疲れにくいということだ。

ちなみにグァー豆とは、インド原産のマメ科の植物から採れる豆で、その胚乳部からエラ得る水溶性の多糖類「グアーガム」にはコレステロール低下作用、血糖値抑制効果などがあるが、粘度が高く食品素材としての用途が限られていた。それを太陽化学は酵素で分解して粘度を下げた「グアーガム分解物」を開発し、販売している。

太陽科学は、グアーガムを社食のメニューに採り入れる食堂腸活フェアなど、企業を対象とした健康増進プログラムの提供も行っている。たしかに、お腹の調子が悪いと仕事に集中できず効率が下がるのは実感できるが、疲労度にまで影響するとは意外だ。腸内環境は、まったくあなどれない。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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