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2024.10.28 16:45

キャリアブレイク、8割が「やってよかった」 日本特有のデメリットも

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一時的に仕事を離れてリフレッシュやスキルアップのために時間をあてる「キャリブレイク」。欧米では1970年代あたりから一般化してきたと言われるが、薄給や長時間労働が常態化している日本では夢のような話だ。それでもキャリアブレイクを決意した人たちがいる。その効果はいかに。デメリットはなかったのか。

失敗しない転職のための情報サイト「すべらない転職」を提供するアクシスは、日本国内での就業経験がありキャリアブレイクを取ったことのある20代から60代の男女300人を対象にキャリアブレイクに関する意識調査を実施した。

まず、キャリアブレイクの期間だが、3カ月未満、3カ月から6カ月未満、6カ月から1年未満がそれぞれ約3割。1年以上となると数はぐっと減る。

目的は、「心身のリフレッシュ」がもっとも多く、「自己成長や新しいスキルの習得」、「家庭や育児の事情」などと続く。

キャリアブレイクのメリットを聞くと、「精神的・肉体的なリフレッシュ」がもっとも多く、「新しいスキルや知識の習得ができた」、「家族や友人との時間を増やすことができた」などと、目的とほぼ同じ効果が得られている。

問題はデメリットだ。案の定、「収入の減少から経済的な不安」が突出して多い。続いて「再就職や復職の難しさ」、「社会的な孤立感や焦り」など、日本の労働環境がまだキャリアブレイクを受け入れていないことが見てとれる。
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文 = 金井哲夫

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