キャリア

2024.10.28 16:45

キャリアブレイク、8割が「やってよかった」 日本特有のデメリットも

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しかし、キャリアブレイクを取ったことで仕事に対する考え方がポジティブな方向に変化した人が多い。「仕事とプライベートのバランスを重視するようになった」、「自分に合った働き方を探求しはじめた」、「健康やメンタル面を重視するようになった」、「自己成長への意識が高まった」、「仕事へのモチベーションが向上した」などだ。さらに、キャリアブレイクは個人のキャリアにとって有益かとの問いには、8割以上の人が有益だと答えている。効果がないと答えた人はわずか3パーセントだった。

厚生労働省の『就労条件総合調査』(2023年)によれば、日本企業が提供する有給休暇の平均日数は17.6日、実際に取得されたのは10.9日、取得率は62.1パーセントというのが日本の現状だ。その有益性が明確であってもキャリアブレイクを取るには相当の覚悟がいる。欧州では、サバティカルなどの長期休暇取得の権利が制度化されている国が多い。大手を振ってキャリアブレイクができるようになれば、生産性の向上も期待できるのではないだろうか。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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