働き方

2024.10.20 09:45

「メンタル不調理由」1位は業務過多より深刻なもの

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職場でメンタルを病む人は珍しくない。薄給に加えて過重労働やモンスタークレーマー対応など、とかく精神的な負担が大きいが、ある調査によって、メンタル不調の原因でもっとも多いのは、そこではないことがわかった。

管理部門・士業のためのビジネスメディア「Manegy」(マネジー)は、全国の319人の男女を対象に「仕事のメンタル不調」と「部下のメンタル不調のフォロー」に関する実態調査を実施した。そこで、自身がメンタルを病んだ経験があると答えた人は4割強にのぼり、部下がメンタル不調になった経験を持つ人もほぼ4割いた。

意外なことに、メンタルが不調になった時期は、社会人になって1年から3年目では3割とやや多いものの、もっとも多いのは16年目以降の、企業では中心的に活躍する世代で、なんと55パーセントという結果だ。

原因を聞くと、1位は「職場での人間関係」、2位は「ハラスメント」。長時間労働または業務過多は3位だった。つまり、業務自体よりも人間関係でメンタルをやられてしまう人が多い。
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文 = 金井哲夫

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