
高温障害米で酒を造ると、通常の米を使った場合と比較して酒粕の重量が増える。米のデンプン質がよく溶けきらないためで、そのぶん味が落ちる。そこでオンキヨーは、加振酒の研究の一環として金沢大学の尾関健二教授と共同で「高温障害米に対する酵素剤及び振動技術の作用」の研究を開始した。
その結果、消化酵素と加振動技術により高温障害米のデンプン質を溶かせることを突き止め、特許を出願。この研究成果は「日本全国の酒蔵を悩ませている高温障害米の問題の解決の一助となるもの」とオンキヨーは話している。プレスリリース



