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2024.10.07 17:45

結婚したくない人は4割にも 生涯未婚者の割合は

出生率が低下し続け、人口減少に歯止めのかからない日本。今後労働者不足に悩まされることは目に見えて分かるが、そもそも結婚をする人自体も減少しており、国立社会保障・人口問題研究所の統計によると、生涯未婚率は2020年時点で男性は28.25%、女性は17.81%。1970年からほぼ右肩上がりで増加している。

そんな世の中で、マッチングサービスのハッピーメールが独身男女200人を対象に結婚や婚活に関するアンケート調査を行い、結果を公開している。

まず、結婚したいと思うかの質問に、「はい」は69.5%と約7割の人が回答。男女の割合はほぼ同等だった。

では、何歳までに結婚したいかの問には、男性は30歳~34歳と40歳~45歳がもっとも多く、女性は30歳~34歳が大多数だった。

一方、結婚をしたくない理由としては、男女ともに「時間を自由に使いたいから」がもっとも多く、男性は「お金を自由に使いたいから」が同率1位。女性は「相手に気を使いたくないから」となった。

結婚したくないと感じたきっかけとしては、男性は「お小遣い制という言葉を聞き、自分が稼いだお金をコントロールできない不自由さが嫌」「結婚すると単純に1人の時間が無くなる気がする」など、独身のときの身軽さが失われることに警戒感を抱いているようだ。

これに対して女性は、「旦那や子供を優先しなければならなくなって行動が制限される」「関係の無い親戚に気を使うのがストレス」「未婚の友達はお金を貯めて自由に旅行やショッピングを楽しんでいて羨ましい」など、やはり男性と同様に自由が奪われることへの不満のほか親戚付き合いが苦痛といった人間関係の面倒さも障害になっているようだ。

婚活をしているのかの問には、「はい」が42.5%と4割ほど。結婚したいと考えている人は約6割いるので、2割ほどは何も行動を起こしていないことになる。

もちろん、結婚が人生のゴールというわけでもないし、今の世の中子どもがほしいからと言って結婚する必要もない。理想と現実とのギャップはあるかもしれないが、結婚願望があるのであれば、いまはさまざまな手段で出会いが生まれるので、積極的にトライしてみては?

出典:ハッピーメール「結婚や婚活に関するアンケート調査」より

文=飯島範久

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