ファッション

2024.10.20 15:00

ジャケットは“軽さ”で纏う─連載 Forbes JAPAN CIRCLE 30

何事にも軽さが求められる昨今。温暖化の影響もあり、秋冬に着るジャケットにも軽妙さが不可欠だ。重量だけではなく、色合いや素材感といった見た目や仕立て、機能など、どこかに軽さを備えたジャケットは、心身を軽やかに開放し、自分らしさを思い出させてくれる。


ストレスとは無縁な新時代のジャケット

ジャケット586300円、チーフ39600円、シャツ151800円、Tシャツ 66000円、 パンツ145200円、ベルト156200円、靴192500円(すべてブルネロクチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパンTel:03-5276-8300)

ジャケット586300円、チーフ39600円、シャツ151800円、Tシャツ 66000円、 パンツ145200円、ベルト156200円、靴192500円(すべてブルネロクチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパンTel:03-5276-8300)

最高峰の素材と熟練職人の仕立てを駆使し、カーディガンのように快適なジャケットを提案してきたブルネロ クチネリ。見た目にも軽やかなライトグレーのジャケットは、カシミア100%のジャージー生地を使用。抜群の伸縮性と保温性、軽量性を備え、まさにノンストレスな着心地が堪能できる。同ブランドの2024-25年秋冬のキーパターンであるペイズリー柄のシャツをはじめ、軽さを意識した色調のアイテムでまとめたい。

一着でフォーマルからカジュアルまでカバー

ジャケット588500円、セーター229900円、パンツ217800円、靴194700円(すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービスTel:0120-00-1854)、※ソックスはスタイリスト私物。

ジャケット588500円、セーター229900円、パンツ217800円、靴194700円(すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービスTel:0120-00-1854)、※ソックスはスタイリスト私物。

ホワイトのウールポリエステル生地に1つボタン、ピークドラペルと、フォーマルな要素を備えたイブニングジャケット。やや厚めの肩パッドも用いられており、フォーマルらしい凛々しさのあるジャケットだが、マットな生地の表情やLV イニシャル入りボタンにより、カジュアルな着こなしも様になる。キャメルカラーのカシミアシルクニットとのコーディネイトが実にエレガントだ。ボトムスはブラックウールカシミアのスラックスで引き締めるのが正解。

多彩な装いに対応する汎用性の高さが魅力

ジャケット599500円、Tシャツ163900円、ジーンズ159500円、スニーカー262900円(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスクTel:0120-961-859)

ジャケット599500円、Tシャツ163900円、ジーンズ159500円、スニーカー262900円(すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスクTel:0120-961-859)

トラベルジャケットにカテゴライズされるベルルッティの新作ジャケットは、ストレッチ素材をブレンドすることで伸縮性を発揮するストレッチカシミアを使用。動きやすいのはもちろん、長時間のフライト時に着用していても疲れにくく、まさに旅の相棒としてうってつけだ。プリントTシャツにデニム、スニーカーというカジュアルスタイルに羽織っても洒脱に。また程よい構築感のある肩まわりなど、きちんとしたエレガントさを備えており、タイドアップもきまる。

イタリアの匠と英国の英知がひとつに

ジャケット366300円、ポロシャツ157300円、パンツ119900円、靴、サングラスともに参考商品(すべてラルフ ローレン パープル レーベル/ラルフローレンTel:0120-3274-20)

ジャケット366300円、ポロシャツ157300円、パンツ119900円、靴、サングラスともに参考商品(すべてラルフ ローレン パープル レーベル/ラルフローレンTel:0120-3274-20)

イタリアの熟練サルトが高度なハンドワークを駆使して仕立てる、「ハドレイ」モデルのジャケット。英国の名門ジョシュアエリス社がラルフ ローレン パープル レーベルのために開発したウール、マルベリーシルク、カシミアをブレンドした軽くソフトなヘリンボーン織りファブリックを使用。手仕事ならではの柔軟な仕立ても手伝い、このうえなく快適な着心地の一着に仕上がった。同系色のニットポロにホワイトパンツを合わせ、ノーブルなジャケットスタイルに。

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direction by Akira Shimada | photographs by Akira Maeda | styling by Makoto Yoshino | hair & make-up by Hanjee 〈Signo〉 | model by Daisuke | text by Yasuhiro Takeishi, Tetsuo Shinoda

この記事は 「Forbes JAPAN 2024年11月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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