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2024.10.08 16:00

「10代からのマイナビ」が学生のキャリアデザインに切れ目なく並走する理由

求職者・企業をつなぐプラットフォームサービスとして求職者を支援してきたマイナビが、初期キャリアの充実に向けて一人ひとりが将来を考えるための大学1・2年生向けキャリアデザインサービス「10代からのマイナビ」を立ち上げた。

“点”の情報提供から、“線”の情報提供で学生に並走し、学生の納得のいくキャリア設計をサポートする。このマイナビの取り組みは、学生、企業、社会にどのようなポジティブな影響を与えていくのだろうか。学生が10代から主体的にキャリア形成をするためのヒントの提供を目的とした、マイナビの新たな取り組みについて話を聞いた。


登録企業数3万社超、会員登録者数も80万人という巨大就活(就職活動)プラットフォームとして広く知られるマイナビ。同社がセグメント経営へ移行したことに伴い、学生と企業のより精度の高いマッチングを実現するためにつくられたのが「キャリアデザインセグメント」だ。その目指す世界観の達成へ向けて、大学1・2年生のためのキャリアデザインサービス「10代からのマイナビ」をスタートさせた。

なぜ学生時代の早期からキャリアについて考える機会を提供することが、学生・企業双方にとっての好ましいマッチングに結びつくのか。マイナビ 取締役 専務執行役員 キャリアデザインセグメント セグメント長 渋沢喜一郎(以下、渋沢)に話を聞いた。

短い期間に多くのことをこなさなければならない就職活動の慌ただしい現実

大学3年生の夏休みがやってくると就活準備が慌ただしく始まる。翌々年4月の入社までの限られた期間で、学生は自分の能力や可能性を見つめ、志望職種・企業を決めて、インターンシップなどに参加する。さらにはエントリーシートや履歴書の提出、試験・面接といったいわゆる就職活動を駆け抜けていかなければならない。

短期間に凝縮された日本の就職活動の現状を踏まえ、その課題について渋沢は以下のように分析する。

「問題は、学生時代の学びの延長線上に、就職がないことです。学習で得た知識と入社後の実務が分断されていてうまくつながらない。その溝をどう埋めるか。学びと仕事とのつながりを描くことが必要だと考えています。

そこでまず、就職情報を提供する就職情報事業本部、高校生への進学情報を提供する未来応援事業本部、内定中や入社後の研修を手がける教育研修事業部などが連携して、キャリアデザインセグメントとして事業戦略を構築する取り組みをスタートさせました」

背景には、インターンシップの普及、専門人材のニーズ、さらにはジョブ型採用の導入など、企業の採用活動を取り巻く変化も強く影響した。一方学生側でも、終身雇用が前提という考え方から、就職後にどのようなスキルや知見が身につくかといった自身の能力開発という観点で企業を選択する傾向がうかがえるようになってきた。

「『10代からのマイナビ』が提供するのは、大学3年生の夏休み〜翌々年4月入社時期までという短い時間軸にとらわれない、自分のキャリアについて考えるための機会です。例えば大学の専門課程が始まる前の低学年(1・2年)の時点から、キャリアについて考え、知識や経験を得ることができれば、もっと自分に適した職業を鮮明にイメージし、そのために3・4年生時に必要な知識を肉付けして学ぶことで、就職活動やその後の社会人人生に生かすこともできるのです」

こうしたキャリアデザインへのスタンスは、就職活動の早期化とは逆の発想。長期的なキャリア形成のなかに、特定の期間に行う「就職活動」を包括する位置づけだ。将来どのような働き方をしたいのかをイメージしたうえで、それを実現するために必要なスキルや経験を自主的に考え、キャリアを構築していく。そのための促進が重要なのだと強調する。

「学生が『自分はどうありたいか』を考え、『いま何に取り組めばいいのか』を見つけるサポートを『10代からのマイナビ』は行っていきたいと考えています」

代表的なコンテンツとして、マイナビは全国各地の有志の学生からなる『学生編集部』を24年8月からスタートさせた。学生自身が、学生時代、そして社会に出てからも『自分はこうありたい』という指針を立てる過程を記事にし、社会へ学生の声を届ける取り組みだ。

学生は、有識者への直接取材やさまざまな体験を自分の言葉として表現していくことで多くの学びや気づきを得る。何より、自身の好きなことを入り口にしながら自己探求の手がかりとすることができる。そのためのプラットフォームを提供することがマイナビの狙いだ。

インターンシップ、就業体験が入社後の初期キャリアの充実につながる

渋沢は仕事を理解するうえで、就業を体験することが重要だと考える。そこにはかつての自身の経験が反映されているようだ。彼は新卒でマイナビに入社した際、就職情報事業本部の編集職を経て営業部署へ配属となった。

「就職活動時はあまり企業研究ができていなかったので、希望していたオークション事業ができると思って(現・毎日オークション)入社したのです。ところが配属されたのは就職情報事業本部。よくわからないままに目の前の仕事に打ち込んでいたら、いつの間にかこの仕事に夢中になっていました。

実際に仕事をしていくなかで、地方企業、中小企業の経営者や窓口の方、あるいは大手企業採用担当者、大学関係者の方々など、数々の素晴らしい人との出会いがあり、今の私自身の仕事観を形づくったと感じています。

自身の実感からも、仕事観は実際の就業体験によって生まれると思っています。そのためインターンシップは広がっていくべきであり、就業体験をともなう一定期間以上のプログラムの経験が、入社後の初期キャリアの充実につながると思っています」

さまざまな方との出会いを体験しながら感じた就業体験の重要さ。マイナビが主催するキャリアデザインイベント「DISCOVERY」で実現したのは、大学低学年生と社会人との接触機会だ。
「実際に現場で働く人から、学生時代に経験しておくと良いことや、一見関連性のないような学びが仕事につながることへのアドバイスをしてもらう。その実務経験に基づく意見やアドバイスが学生生活を送るうえでのヒントになればと考えています」

インターンシップを経験した学生は、就職後の満足度が高い

マイナビは若手社会人向けに初期キャリア形成に関する調査も行っている。調査から、就職先へのインターンシップの参加は、就職後の初期キャリア形成時にも影響を与えていることがわかったという。

「インターンシップで就業体験をした学生は、就職後の満足度が高いという結果が出ています。これは企業にとっても大きなヒントになると思います。自社にとって優秀な人材を採用するためには、人事部だけでなく、インターンシップ先の部署を巻き込み、実際の業務を体験してもらうことが効果的だということです。

すでに専門的な知見や能力が必要な採用シーンではそのような取り組みも実施されていますが、その他の領域においても今後は組織横断での就業型インターンシップの重要性は高まるように思います」

早期のキャリアデザインという意味では、マイナビが展開する高校生向けサービス「Locus(ローカス)」事業も注目だ。高校で必修科目となっている「探究学習」。その教材をマイナビと企業が、企業課題を題材に開発し高校の学習現場に提供している。

「政府調査によると、高校時代までに地元企業に携わった経験のある学生は、そうではない学生に比べ地元企業にUターン就職する確率が高いという結果が出ています。地域に根差した企業の課題を自分事として考える機会は、人材の県外流出防止においても重要な役割を果たすと考えています」

ほかにもマイナビは、大学のキャリアセンターと共に金融、流通、マーケティングなどを題材にしたキャリア支援講座も展開しているという。講座では「社会人基礎力診断 MATCH plus Action」という診断コンテンツも提供し、若い世代の就職イメージの構築を助けている。
左から「学生編集部」、「DISCOVERY」、「Locus」の様子

左から「学生編集部」、「DISCOVERY」、「Locus」の活動の様子

新卒採用の充足をいかに行っていくのか

最後に、将来展望を聞いた。

「新卒採用で企業に満足いただくには、従来のマッチング方法では応えきれなくなっていると考えています。『10代からのマイナビ』は、そうした人材の裾野を拡げるための、時間軸を拡げたサービスです。

『一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。』をパーパスに掲げ、若者を中心にさまざまなユーザーをサポートしてきたマイナビだからこそ可能なサービスであり、企業・学生双方にメリットのある就業環境を実現するものです。

学生自身が少し先の未来をイメージするためのヒントとなるコンテンツを提供することによって、学生自身の社会進出への確かな動機を育み、充実した初期キャリアの構築に貢献していきたいと思います。

この取り組みの推進は、企業にとっても人材の戦力化・定着化といった、もはや経営課題でもある人事課題へのソリューションとなるサービスだと考えています」

マイナビ



渋沢喜一郎(しぶさわ・きいちろう)◎1989年、 株式会社毎日コミュニケーションズ(現・マイナビ)入社。就職情報事業本部 大宮営業所に配属となり、東京営業部部長、名古屋支社長などを歴任。2019年、取締役 就職情報事業本部 事業本部長。現在は取締役 専務執行役員 キャリアデザインセグメント セグメント長を務める。

Promoted by マイナビ / Text by Ryoichi Shimizu / Photographs by Shuji Goto / Edited by Akio Takashiro