2. ゴキブリ
ゴキブリもまた、「生きた化石」の称号にふさわしい動物だ。「Blattoptera(ブラットプテラ:ニセゴキブリ類)」や「Roachoid(ゴキブリ様昆虫)」と呼ばれるゴキブリの祖先が登場したのは3億5000万年前ごろ。これは、恐竜の時代よりもずっと昔だ。現生のゴキブリとまったく同じというわけではないが、ゴキブリ様昆虫は、ゴキブリ、カマキリ、シロアリの共通祖先で、現生のゴキブリとよく似ている。
さまざまな環境や生態的地位(ニッチ)に適応した部分は多いものの、平たい体、長い触角、硬い外骨格といった、ゴキブリの中核的な特徴を見ることができる。
現生のワモンゴキブリ(Periplaneta americana)は、大昔の祖先とよく似ている。石炭紀に生息していた大昔のゴキブリ様昆虫の化石には、全般的なボディプランや翅の構造をはじめ、ワモンゴキブリとの類似点が数多くある。
(forbes.com 原文)