コーヒー栽培には森林伐採や生産者の過酷な労働環境など、さまざまな問題がつきまとう。また、2050年には気候変動によりアラビカ種の生産地が大幅に縮小するコーヒーの2050年問題もある。そうした課題を克服すべく、アメリカのスタートアップAtomo Coffeeは、4年をかけて、コーヒー豆を使わないサステナブルなコーヒー・フレーバー飲料「Beanless Coffee」を開発した。
材料は、通常は廃棄されるデーツの種、ラモンの種、レモン、エンドウ豆のタンパク質、フェヌグリーク、グアバ、キビ、緑茶から抽出したカフェイン、フルクトース、ヒマワリの種、重曹となっている。「広く入手可能な農場栽培のフーパーフードやアップサイクルされた食材」を、特許技術のクロスメイラード反応を使った製法で「本格的なコーヒーに近いフレーバー飲料」に仕上げている。遺伝子組み換え作物は使っていない。酸味を抑え、抗酸化物質が豊富で、クリーンなカフェインが含まれる健康的な飲み物ということだ。
日本では、東京都渋谷区のzero-waste cafe & barで飲むことができる。また、レギュラーとデカフェインの2種類のエスプレッソ粉も販売されている(店頭販売のみ)。
プレスリリース