カレーライス物価指数は、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、輸入牛肉、コメ(コシヒカリ)、市販のカレールー、食用油を使い、6食分を調理したときの食材費、電気、ガス、水道水代を加味して算出されている。電気代は、炊飯器でごはんを炊き、6時間保温することを想定している。食材や食器の洗浄に使う水道代、下水道代は含まない。
それによると、今年6月のカレー1食分の経費は329円。昨年6月は299円だったので1割の値上がりとなった。水道光熱費は前年とほとんど変化はなく、生鮮食料品とコメの価格の急上昇が影響している。
帝国データバンクの予想では、7月はさらに記録を更新し、8月には野菜の価格が平年並みに推移して指数が下がる期待もあるが、品不足が続くコメ、輸入牛の価格は「上昇局面」にあることから、「今夏中は高値圏での推移が見込まれる」ということだ。
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