非営利団体のアメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)は、ペットに危険を及ぼすおそれのある物質に関する質問に答えるために、動物毒物管理センターを運営している。同センターでは、特別に犬のために調合された香水については言及していないものの、人間用の香水をつけた人の皮膚を犬が舐めるとどうなるかということに関しては、次のように考察している。
「香水の主な成分はエッセンシャルオイル(天然素材の精油)とアルコールであり、少量を舐めただけであれば、ペットが『今、味わったものは何だろう?』と思うかもしれないが、それ以上のことは起きないだろう」
ASPCAは、Feféについてのコメントは控えたが、愛犬を清潔で健康に保つためのグルーミングに関する助言をウェブサイトで公開している。少なくとも3カ月に1度は入浴させる、ペット用に製造されたシャンプーを使う、といったことをASPCAでは推奨している。
ドルチェ&ガッバーナによるFeféの説明には、イランイランの「守られているような温かみのある芳香」 、ムスクの「清潔で包みこまれるような清香 」、サンダルウッドによる「森林を思わせるクリーミーな香気」が謳われているが、これらの香りはすべて人間の感性に訴えるように意図されている。ほとんどの犬は、死んだ魚の上でも喜んで駆け回るだろう。生物の種によって、好みはそれぞれ異なるものだ。
(forbes.com 原文)