CIT Brainsが参加したのは、12か国15チームが参加したヒューマノイド・キッドサイズリーグ(小型の人型ロボット)による4on4。ロボットはすべて自律型で、人が操作することなく自分で判断して自分で行動する。決勝戦の対戦相手はアラブ首長国連邦ハリファ大学のチーム。延長戦の末、3対2でCIT Brainsが勝利した。
ロボカップは、「2050年までにサッカーW杯チャンピオンに勝つ自律型のヒューマノイドロボットを作る」ことを目標にした国際プロジェクト。1993年、大阪大学の浅田稔氏、通産省電気技術総合研究所(当時)の國吉康夫氏、ソニーコンピュータサイエンス研究所の北野宏明氏がサッカーでロボット技術を向上させようと発案したのが始まり。現在は多くの国々が参加し、ロボットカップ国際委員会の本部がスイスに置かれている。ロボカップ アイントホーフェン2024には、45カ国から集まった300チーム2000人が参加した。
「CIT Brains」は、未来ロボティクス学科を主体にしたヒューマノイドロボット開発チーム。2006年に結成され、同学科の林原靖男教授の指導のもとで、毎年ロボットカップに出場している。これまで、2014年ブラジル大会、2015年中国大会、2021年、2022年のバーチャル大会、2022年タイ大会のキッドサイズ部門で優勝を果たすなど、数多くの好成績を残している。また、今大会のドロップイン(キーパーなしで1台のロボットがゴールの得点を競うゲーム)でも、2位のチームに3倍のスコアをつけて圧勝した。
プレスリリース