Googleフォトの人気機能である「思い出」は、重要なライフイベントや友人、家族の画像や動画を頻繁に表示することで、フォトライブラリに生命を吹き込む。しかし、時には特定の人物や関係を、一時的にせよ思い出したくない場合もある。Googleフォトにはすでに「思い出から顔を隠す」機能がある。しかし、このオプションはアプリの設定の数階層奥深くに隠されており、アクセスするにはいくつかのステップが必要なため、この機能の見直しが強く求められている。
最近、X(旧ツイッター)ユーザーのAssembleDebugがAndroid Authority経由で発見したところによると、最新のAndroidアプリ版Googleフォトのコードに隠された未リリースのアップデートにより、このプロセスがより直感的で管理しやすくなるという。
レポートによると、ユーザーはまもなく任意の写真を上にスワイプすると表示される新しいメニューにアクセスできるようになる。それにより写真内で認識された人物のサムネイルが表示され、サムネイルの横にある3つのドットアイコンをタップすると、「思い出から顔を隠す」を選択できるメニューが開く。このメニューでは、「顔ラベル(名前)」の編集やその人物の「カバー写真(サムネイル画像)」の変更オプションも提供される。
自動生成された「思い出」から個人を削除する機能は特に有用だ。なぜなら、ライブラリから実際に写真を削除することなく、不要なリマインダーを避けることができるからだ。隠された顔は通常どおり検索することができ、ただ「思い出」に突然表示されることがなくなるだけだ。
いつものように、これらのリリースされていない機能については、現在のかたちで確実にユーザーにロールアウトされるという保証はない。実際、この最新アップデートは、テストフェーズを出なかった以前にリークされた同じ機能を改良したものだ。また以前のバージョンでは、現在、非表示になっているすべての顔を表示するページがあり、必要に応じて簡単に表示できる機能が示されていた。新機能が最終的にリリースされる際には、同様の機能があると予想される。
すでに存在する「思い出」から顔を非表示にする方法
上述のとおり、現在の最新バージョンでもGoogleフォトの「思い出」に特定の人物を表示させないようにすることは可能だ。「Googleフォトの設定>設定>思い出>人物とペットを表示しない」とタップすればよい。すると名前が表示された顔のページが表示され、隠したい顔をタップして隠すか、再度タップして表示を復元できる。このインターフェースは確かに改善が必要だ。顔に明確な順序がなく、数千人の中をスクロールしなければ誰が隠されているかを簡単に見つける方法がないからだ。
(forbes.com 原文)