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2024.07.25 10:00

【米国株ウォッチ】年初来12%安のマクドナルド、株価は割安で上昇余地あり?

今後の見通しとして、マクドナルドは2024年の資本的支出を25億ドル(約3882億円)から27億ドル(約4193億円)と見込んでおり、その半分以上は米国およびグローバルでの新店舗展開に向けられる。

結論

MCDの株価は約22倍のPER(株価収益率)で取引されており、これはヤム・ブランズやスターバックスのPERとも同程度の水準だ。MCDのPERの5年平均は28倍であり、それを下回る株価は過去の水準と比べ割安で、上昇する可能性が高いことを示している。

マクドナルドはインフレに強い銘柄とも言われている。マクドナルドのフランチャイズは通常、建物を所有せずマクドナルドから店舗を借りている。そのため、マクドナルドはフランチャイズ料やその他のロイヤルティに加え、賃貸収入も得ることができる。2024年第1四半期において、売上高の約38%は直営店から得たものだが、マクドナルド全店舗のうち直営店は約5%で、残りの95%はフランチャイズ店舗である。

私たちの予測では、マクドナルドの年間売上高は前年比5%増の269億ドル(約4兆1738億円)、EPSは12.21ドルになると見ている。そのEPSに22.9倍のPERを掛け合わせ、目標株価は280ドルとした。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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