では、どんな対策が有効なのか。カスハラ対策が実施されている職場で役に立ったものを尋ねると、1位が「通話前の録音告知メッセージ」、2位が「自動通話録音」、3位が「通話の文字起こし」だった。通話を記録しておくこと、記録しますよと伝えておくことで、卑劣な連中も言葉に気をつけるようになるのだろう。記録があれば「言った、言わない」のトラブルも解消される。勤務先に導入を望むカスハラ対策も、通話前の録音予告メッセージと自動通話録音がとくに多かった。
極端な話、実際に録音機を用意しなくても、「この通話は録音されます」と言うだけで効くかもしれない。もちろん、後々のために記録しておくことは重要だ。企業側も、有効な手段がハッキリしたことで、対策も実施しやすくなるのではないだろうか。
プレスリリース