「スライブAIヘルスの目標は、OpenAIスタートアップファンドとスライブ・グローバルが共同出資する新会社で、カスタマイズされ、高度にパーソナライズされたAIによる健康指導サービスを構築することです」と彼らは書いている。
デジタルな健康指導サービスの人気が高まっているが、この新事業では、ユーザーの日常的な行動パターンを学習することで、より健康的なライフスタイルを提案することを目指している。たとえば、AIが「午後3時15分に子供を迎えに行った後、10分間の散歩をしましょう」とか「翌朝6時にフライトがあるので、夜10時にはリラックスできるような行動を始めましょう」といった、ユーザーの日常生活に沿った提案ができるだろうと彼らは説明している。
この高度なパーソナライズこそが、最終的にユーザーを引き付け、実際に効果をもたらすのだ。一般的なAIによる健康指導サービスにも健康データを基にした一般的な推奨を行うものはあるものの、実際にユーザーの日常的なスケジュールにシームレスに組み込まれるものは少なく、これが日々の健康タスクを実行する上での課題となっている。AIを活用したツールやデジタルヘルスプラットフォームのエコシステムが成長する中で、ユーザーはこれらのサービスが互いに孤立していると感じることが多い。つまり、健康結果を真に改善できる多くのサービスやプラットフォームが増えているにもかかわらず、これらが互いに連携していないため、ユーザーは健康づくりに断片的に取り組むことを余儀なくされている。