1週間のスケジュールを、月曜日から始まる手帳に記すときは、どうしても「やらなければならないこと」、つまり仕事が先にくる。しかし、土曜日から始めると、週末に「やりたいこと」が先になる。自分の人生の重心は、「やらなければならないこと」と「やりたいこと」のどちらにあるのか。やりたいことを優先することで、人生が大いに楽しくなる、という考え方だ。
『土曜はじまり手帳』はA5サイズの24時間のバーチカル式。1冊が半年分の長さで、日付の印字がないため、いつからでも記入を始められる。「いつかやりたいことリスト」や、理想の1カ月、理想の1週間を書くスペースもあるなど、細かい工夫が数多く盛り込まれている。
これを考案したのは、ブックオフの店長インストラクターなどを経てフリーランスでWebディレションやチームマネジメントを行う、ほしさきひとみ氏。自分に自信が持てず「自分のやりたいことを実行できない人間だった」というほしさき氏は、離婚を機に、もっと自分を大切にしてやりたいことを実行に移そうと思うようになった。やがて、行動科学などを専門とする医学博士、石川善樹氏の著書『フルライフ』で、1週間を土曜日から始めるという考え方に出会い衝撃を受けた。そして、土曜日から始まる手帳を自作して使い始めたところ、どんどん活動的になっていったそうだ。
後に、手帳制作セミナーで手帳プロデューサーの石津ヒロシ氏と出会い、同氏の協力を得てこの手帳の商品化プロジェクトが始まった。これを使えば月曜日は中間地点となるので、日曜日の夜の「サザエさん症候群」も克服できるという。「やりたいことを優先する生き方に変わります」と、ほしさき氏は力説している。
『土曜はじまり手帳』は11月の正式リリースを目指してCAMPFIREでクラウドファンディングを行っている。
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