食&酒

2024.06.20 17:45

ソーセージの加工技術から生まれた植物ベースの代替刺身

プレスリリースより

日本ハムは、植物由来のマグロの赤身「プラントベースまぐろ(業務用)」の販売を開始した。日本ハムが、ハムやソーセージの加工技術を活かして1年かけて開発した特許出願中の技術によるもの。こんにゃく粉や食物繊維を使って、まぐろの「弾力と繊維感」を再現しているそうだ。

同社はすでに「ナチュミート」シリーズとして大豆ベースのメンチカツ、ハムカツ、から揚げなど、おもに肉類の代替加工食品を提供しているが、フィッシュフライやポップコーンシュリンプ(業務用)といった魚介系も作っている。しかし、日本人が大好きで、誰もがその味を知り尽くしているマグロの刺身とは、かなり挑戦的だ。

プラントベースまぐろは、兵庫県姫路市にて世界銀行グループが開催している防災に関する国際会議「Understanding Risk Global Forum 2024」のランチセッションで「ナチュミート フィッシュフライ」とともに提供されるとのこと。

業務用なので、今すぐ買ってきて試食できないのは残念だが、日本ハムでは「漁獲量が少なく代替需要の高い魚介類を中心に、今後もアイテムの拡充を検討する」ということで、一般向け販売を楽しみに待ちたい。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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