音楽

2024.06.17 17:00

21年前の名曲、リンキン・パークの『Numb』が人気急上昇中

Junko Kimura/Getty Images

米国のロックバンド、Linkin Park(リンキン・パーク)の『Numb(ナム)』は、大ヒット曲で埋め尽くされた彼らのリリース曲の中でも、依然として最大のヒット曲の1つである。もう20年以上も前の曲だが、その人気はまったく失われていないようだ。

『Numb』の人気の勢いは米国内に留まらない。この曲は米国の音楽チャートに返り咲いただけでなく、グローバルを対象にした音楽チャートでも急上昇を見せている。

今週、『Numb』はビルボードのグローバルチャート(米国除く)に返り咲いた。この音楽チャートは、世界中で最も聴かれた楽曲をランク付けするもので、米国内での購入とストリーミング配信は除外されている。同チャートは、米国内の人気に影響されることなく、世界中の人々がどんな音楽を聴いているかを描くことを意図している。

現在、同チャートでは、『Numb』が136位に再浮上している(訳注:原稿執筆時)。これはピーク時の124位からさほど離れていない。同曲がこのチャートにランクインしたのは、これで33回目だ。

グローバルでの人気再燃だけではなく、『Numb』は、米国での人気を反映したビルボードの『Hard Rock Streaming Songs(ハードロック・ストリーミング・ソングス)』と呼ばれるチャートでも好調だ。11位から8位へと順位を上げ、再びトップ10入りを果たした。

過去には、同曲はハードロック・ストリーミング・ソングスで3位を記録したこともある。 この曲がランクインした回数は210回を数え、リンキン・パークにとって最長寿のヒット曲の1つとして数えられている。

ハードロック・ストリーミング・ソングスにランクインしたリンキン・パークの楽曲は、『Numb』の他にも、もう1曲ある。彼らをスーパースターダムに押し上げたシングル曲『In the End(イン・ジ・エンド)』もトップ10にランクインしたのだ。現在、同曲は2位まで浮上しており、これは最盛期の順位に匹敵する。

この2曲は共に、ビルボードのグローバルチャートにも登場しているが、順位はハードロック・ストリーミング・ソングスのものに比べ、そこまで高くはない。『In the End』は111位、『Numb』は先述した通り136位となっている。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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