キャリア

2024.06.13 16:00

キャリアの成功を掴むための「パーソナルブランド」育成法

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自分のパーソナルブランドを見つけ、しっかり定義し、浸透させることは、職業人として成功し、仕事から得られる満足度を高めるためには欠かせない。このプロセスには、自己発見、ストーリーテリング、戦略が含まれる。

自分のパーソナルブランドは、キャリア上、最も貴重な資産だ。系統立った3ステップからなるプロセスを通じて、パーソナルブランドに効果的に磨きをかければ、自分の存在感と影響力を劇的に高めることができる。その方法は以下のとおりだ。

自分のパーソナルブランドを見つける

このプロセスは内省から始まる。自分のパーソナルブランドを見つけるためには、自分が提供できる、自分ならではの価値を把握しなければならない。

そのためには、何が自分を「本物」にするのか、また、自分を他の同業者から差別化できる点は何かについて、深く検討する必要がある。さらに、ターゲットにするコミュニティーと自分との関連性についても、検討が必要だ。これらの要素がパーソナルブランドの基礎になる。

「本物」になるためには、自分の価値、情熱、信念に忠実でなければいけない。差別化に関しては、自分を他の同業者から際立たせているものや、自分が提供できる独自の価値を把握することが必要だ。これは単純に、他よりも優れているということではない。意味のあるかたちで、他とははっきり異なっていることが大切だ。最後に、ターゲットのコミュニティーと適切な関連性を持つことで、パーソナルブランドをコミュニティーと有意義なかたちで結びつけることができる。

自分のパーソナルブランドを見つけるには、まず以下のことを自問してみよう。

・自分が核とする価値は何か?
・自分の強みは何か?
・自分が情熱を注いでいるものは何か?
・自分を際立たせているものは何か?
・自分がターゲットとするコミュニティーは? その人たちにとって、自分を意味のある魅力的な存在にするものは何か?

こうした問いについて考えることは、自分のパーソナルブランドに関する意識を高めることに役立つ。そのあとは、信頼できる同僚やメンターなどからフィードバックをもらうといい。自己認識の妥当性を評価し、さらに磨きをかけるのに役立つはずだ。

パーソナルブランドを定義する

パーソナルブランドの基本的要素がはっきりしたら、次のステップは、それを言葉で説明することだ。これはつまり、自分の内省した内容を、魅力的なストーリーに仕立てることを意味する。

パーソナルブランドをめぐる強力なストーリーは、あなたのこれまでの体験を、現在努力していること、そして将来の目標へと結びつける。

現実世界と仮想世界の両方で自分のストーリーを語ることは重要だ。専門家のネットワーキングサイトであれ、業界のカンファレンスであれ、ソーシャルメディアプラットフォームであれ、あなたが語るブランドストーリーは、ターゲットとするオーディエンスに合致し、共鳴するものでなければいけない。

ストーリーには、自分のスキル、これまでの業績、これからの目標を織り込もう。自分が提供する価値、その分野で自分が生み出そうとしている変化を強調しよう。
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翻訳=梅田智世/ガリレオ

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