Spotifyの株価は、3日の午前10時時点で310ドルを突破した(訳注:同日終値は5.67%高の313.62ドル)。
同社は、7月から米国において、広告がつかない「Spotify Premium」の月額料金を値上げすると発表した。標準プランは月額10.99ドルから11.99ドルに、デュオプランは月額14.99ドルから16.99ドルに、ファミリープランは16.99ドルから19.99ドルにそれぞれ引き上げられる。
Spotifyは、この値上げによって「製品や機能への投資と革新を行い、ユーザーに最高の体験を提供する」と述べている。
ブルームバーグの報道によると、Spotifyは、オーディオブックを含まない音楽とポッドキャストのみの月額11ドルのプランを開始する予定という。また、同社は原音に忠実な音を再現できる高品質オーディオが利用できる新たな「supremium」プランをより高額な価格で発表する予定だが、その詳細をまだ明かしていない。
Spotifyは今年第1四半期の加入者数を、前年同期比14%増の2億3900万人としていた。
同社は昨年7月、標準プランの価格を月額10.99ドルに引き上げていた。Spotify Premiumの価格は現在、アマゾン(月額9.99ドル)やアップル(同10.99ドル)などの競合よりも高くなっている。
同社は、アマゾンのオーディオブックサービス、Audible(オーディブル)に対抗するため、Premiumに加入するユーザーが追加料金なしで月あたり最大15時間オーディオブックを聴けるようにすると、昨年11月に発表していた。
(forbes.com 原文)